ボディビルダーがベンチプレスではなく、ダンベルプレスのみを行う理由について疑問に思っている方も多いでしょう。ベンチプレスは一般的に胸筋を鍛える基本的なエクササイズとされ、筋トレにおいて欠かせない種目とされています。しかし、ダンベルプレスだけを行うボディビルダーも少なくありません。この記事では、ダンベルプレスの特徴や、ベンチプレスと比較した際の利点・欠点について詳しく解説します。
ダンベルプレスの利点と特徴
ダンベルプレスは、ベンチプレスと同じく胸筋を鍛えるためのエクササイズですが、いくつかの点で異なります。まず、ダンベルを使用することで、両腕が独立して動くため、より広範囲な可動域を実現できます。これにより、胸筋の外側や内側など、異なる部分に効果的に刺激を与えることができます。
さらに、ダンベルプレスは肩関節の可動域が広いため、肩周りの柔軟性や安定性を向上させるのにも役立ちます。これは、肩を守りながら効率的にトレーニングするため、特に肩に負担をかけたくないボディビルダーにとっては大きなメリットとなります。
ベンチプレスとの違い
ベンチプレスは、両手でバーを押し上げるため、両腕が同じ動きをしますが、ダンベルプレスでは個々の腕が独立して動くため、左右の筋力バランスを整えるのに効果的です。特に、片方の腕が弱い場合、ダンベルプレスで左右差を解消することができます。
また、ベンチプレスはバーが上昇する軌道が決まっているため、手首や肩に不自然な負担がかかる場合がありますが、ダンベルプレスは自由度が高いため、負担を軽減しながらトレーニングを行うことができます。
ダンベルプレスを行うボディビルダーの特徴
ダンベルプレスを好むボディビルダーは、筋肉の柔軟性や可動域を重視していることが多いです。ダンベルプレスは筋肉の伸縮を最大限に活かすことができ、細部にわたる筋肉の発達を促進します。特に、筋肉の質感やバルクを重視するボディビルダーにとっては非常に効果的なエクササイズです。
また、ダンベルプレスは肩の安全性が高いため、肩を傷めやすいボディビルダーにとっては大きなメリットがあります。無理に重量を増やすことなく、適切なフォームで行える点がダンベルプレスの特徴です。
まとめ
ダンベルプレスをメインで行うボディビルダーがいるのは、ベンチプレスに比べて可動域が広く、肩の負担を軽減できるためです。また、左右の筋力バランスを調整したい場合や、細かい筋肉を鍛えるためにダンベルプレスを選ぶ人が多いのも特徴です。自分のトレーニングの目的に応じて、ベンチプレスとダンベルプレスを使い分けることで、より効果的な筋力向上が可能になります。


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