ボートにサイドレールを取り付ける際、滑り止め凹凸に対する防水対策としてゴムシートを敷くことを考えている方が増えています。しかし、実際にゴムシートを使用すべきかどうかは悩むところです。この記事では、ゴムシートを敷くことのメリットやデメリット、そしてその後の防水処理方法について解説します。
1. ゴムシート使用の目的と効果
ゴムシートをサイドレールに敷く主な目的は、滑り止め凹凸から雨水などの侵入を防ぐことです。ボートのサイドレール部分に凹凸があると、そこから水分が浸入して内部が腐食する原因になります。ゴムシートを敷くことで、その隙間を埋め、雨水や湿気の侵入を防ぐ効果が期待できます。
さらに、ゴムシートは柔軟性があり、凹凸のある面に密着するため、防水性の向上が図れます。また、耐候性があり、長期間使用しても効果が持続する点も利点です。
2. ゴムシートの選び方と注意点
ゴムシートには様々な種類がありますが、防水性や耐久性の高いものを選ぶことが重要です。特に、海水や塩分に強いゴムシートを選ぶことで、ボートの長期使用に耐えることができます。
また、ゴムシートを選ぶ際には厚さや粘着力にも注意が必要です。1mm程度の厚さであれば、凹凸を十分にカバーし、密閉性を高めることができます。粘着力の強いものを選ぶことで、長期間にわたってしっかりと固定されるため、剥がれを防ぐことができます。
3. ゴムシートの設置後に行うべき防水処理
ゴムシートを敷いた後は、さらに横面にシリコン処理を施すことで、防水性を強化することができます。シリコン処理を行うことで、水の侵入を防ぐだけでなく、ゴムシートの接着面にも保護膜を作ることができ、さらに耐久性が増します。
シリコン処理は簡単に行え、時間もかからないため、ゴムシートの上から塗布するだけでしっかりとした防水対策を講じることができます。シリコンの乾燥後は、摩擦に強くなり、ボートの使用がより安全になります。
4. ゴムシートを敷くことのデメリットとは
ゴムシートにはいくつかのデメリットもあります。まず、シートが劣化してきた場合、剥がれてしまうことがあります。また、長期間使用すると、ゴム自体が硬化してしまうことがあるため、定期的なチェックと交換が必要です。
さらに、ゴムシートの上に汚れがたまりやすく、掃除が面倒に感じることもあります。しかし、これらのデメリットは適切なメンテナンスで防ぐことができます。
5. まとめ:ゴムシートを使用するか否か
ゴムシートを敷くことで、防水性が向上し、ボートの耐久性を高めることができます。滑り止め凹凸からの雨水侵入防止には効果的であり、シリコン処理を併用することでさらに効果的な防水対策が可能です。
一方で、ゴムシートの劣化やメンテナンスが必要であることも考慮し、定期的に点検することが大切です。最終的には、自分のボートの使用状況やメンテナンス頻度に応じて、ゴムシートの使用を決めると良いでしょう。


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