テニスや腕を上げ下げする運動をするときに、上腕に痛みを感じることはよくありますが、これはいくつかの怪我や障害が関係している可能性があります。この記事では、その痛みの原因を考え、どのような怪我が考えられるか、そして病院に行くべきかどうかの判断基準について解説します。
上腕の痛みの原因として考えられる怪我
テニスや腕を使うスポーツでは、上腕に痛みを感じる原因としていくつかの怪我が考えられます。代表的なものは「テニス肘」や「肩関節の使い過ぎ」によるものです。
「テニス肘」は、肘の外側に痛みを引き起こすもので、主に前腕の筋肉を繰り返し使うことで発生します。これにより、筋肉や腱に負担がかかり、炎症を引き起こすことがあります。また、肩関節の使い過ぎも上腕の痛みを引き起こすことがあり、特にサーブの際に肩に負担がかかることで、肩の筋肉や腱に損傷が生じることがあります。
腕を上げ下げする動作での筋肉や腱の負担
腕を上げ下げする動作は、肩や肘、上腕の筋肉や腱に負担をかける動きです。特にテニスのサーブのように力強い動作を繰り返すと、筋肉や腱に過度なストレスがかかり、痛みを感じることがあります。特にサーブでは肩や肘に強い力が加わるため、これらの部位に炎症や筋肉の緊張が生じやすいです。
このような場合、筋肉や腱の回復には休養が必要です。また、ストレッチやフォームの修正、筋力トレーニングによって負担を軽減することも重要です。
病院に行くべきかどうかの判断基準
痛みが続く場合や、日常生活に支障が出る場合は、病院で診察を受けることをお勧めします。特に以下の症状がある場合は早期に専門医を受診しましょう。
- 痛みが1週間以上続く
- 痛みが強く、安静にしても改善しない
- 腫れや赤みがある
- 肩や肘に違和感があり、可動域が制限される
これらの症状が見られる場合は、筋肉や腱の損傷、炎症、または別の障害が進行している可能性があるため、整形外科やスポーツ専門のクリニックを受診し、適切な治療を受けることが重要です。
予防と対策
上腕の痛みを予防するためには、運動前後のストレッチが非常に重要です。筋肉をほぐし、柔軟性を高めることで怪我のリスクを減らすことができます。また、テニスのフォームを見直し、肩や肘にかかる負担を軽減することも有効です。
さらに、筋力トレーニングを行い、肩や肘の周りの筋肉を強化することも重要です。特に肩の筋肉群(ローテーターカフなど)を強化することで、肩への負担を分散させることができます。
まとめ
テニスや腕を上げ下げする運動で上腕に痛みが生じた場合、さまざまな原因が考えられます。テニス肘や肩の使い過ぎが原因であることが多いため、無理に続けず、痛みがひどくなる前に休養をとり、専門医を受診することが大切です。また、運動前後のストレッチや筋力トレーニングを行うことで、怪我を予防することができます。

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