ゴルフクラブのシャフト選びは、プレイヤーにとって重要な要素です。特にアイアンのシャフトを変更する際、シャフトの重量や硬さがプレイに与える影響についてはよく考慮する必要があります。今回、モーダス105Sから115Sへの変更について質問がありました。モーダス105Sは軽めのシャフトで、スライサーの方にはやや軽すぎて感じることもある一方、115Sにしてみた結果、軸が安定し、しっかり振れる感覚を得たという感想がありました。この変更は果たして問題ないのでしょうか?
1. シャフト重量の違いが与える影響
シャフトの重量が異なることで、ゴルフクラブのバランスが変わります。通常、シャフトが重くなるとクラブのヘッドの感触がしっかりと感じられ、安定感が増しますが、逆にヘッドスピードが遅くなったり、振り遅れが生じる可能性もあります。ただし、115Sシャフトの重さが増しても、ヘッドスピードに大きな影響を与えず、振りやすくなる場合もあります。特に「軸が安定した」と感じる場合、重いシャフトが安定感を高める要素として作用していると考えられます。
また、115Sは105Sよりも少し硬さが増しており、これがスイング中の安定性や弾道に良い影響を与えることがあります。特にスライサーの方には、軽すぎるシャフトよりも少し硬めでしっかりしたシャフトの方が扱いやすい場合があります。
2. バランスの崩れについて
シャフトを変更すると、クラブ全体のバランスが変わりますが、問題が生じるかどうかは、選手のスイングや好みによります。重量の違いが12~15g程度であれば、通常は大きなバランスの崩れは感じないことが多いです。もし115Sにしてみて特に違和感がない場合、バランスが崩れる心配は少ないでしょう。
また、ウェッジにもすでに115Sを使用しているということで、違和感がないのであれば、アイアンにおいても同様に対応できる可能性が高いです。ウェッジとアイアンでシャフトを統一することは、スイングに一貫性を持たせるためにも有効です。
3. ゴルフ初心者でも大丈夫か?
100前後のスコアを目指すゴルファーにとって、シャフトの重量や硬さは重要ですが、過度に難しく感じないようにすることが大切です。115Sへの変更がプレイにおいてプラスに働くのであれば、むしろ安定したショットを実現しやすくなるかもしれません。
また、試打を行った結果、自分の軸が安定したと感じた場合、そのシャフトが合っている証拠です。100前後のスコアを目指している段階では、無理に軽いシャフトを選ぶよりも、しっかりと振れるシャフトの方が結果的にスコアに貢献する可能性が高いです。
4. シャフト選びの重要性
シャフト選びは、ゴルフクラブの性能を最大限に引き出すために重要です。スイングや飛距離、安定性に影響を与える要素として、シャフトの重量や硬さは大きな役割を果たします。自分に合ったシャフトを見つけるためには、試打を繰り返し、自分の感覚に合ったものを選ぶことが大切です。
また、重量だけでなくシャフトの柔軟性やトルクなども影響を与えます。最終的には、自分のスイングに合ったバランスの良いシャフトを選ぶことが理想です。
5. まとめ
モーダス105Sから115Sへのシャフト変更は、特にスライサーや軸が不安定な方にとって有益な変更である可能性があります。重量の差が12~15g程度であれば、大きなバランスの崩れは起きにくく、逆に安定感が増すことが期待できます。試打結果からも、115Sにして良い結果を得られたのであれば、その選択は適切であり、シャフトの変更はスコアアップに貢献するでしょう。


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