高校1年生で800mのタイムを伸ばすために、短距離メニューと長距離メニューをうまく組み合わせるトレーニングは非常に重要です。特に、冬季練習での取り組み方が今後の成績に大きく影響します。今回は、800mのベストタイムを2分6秒20と記録しているあなたに最適な冬季練習メニューについて解説します。
800mにおけるトレーニングの基本
800mは短距離と中距離の要素を兼ね備えたレースであり、スピードと持久力のバランスが重要です。短距離のように爆発的なスピードを持ちつつも、長距離のような持久力も必要となります。そこで、トレーニングはスピードを高める短距離メニューと、持久力をつける中距離メニューを交互に行うことが効果的です。
特に冬季は基礎体力を高める時期なので、距離をこなすジョグや持久力を養うインターバルトレーニングが重要です。また、800mのレースペースに慣れるためのトレーニングも忘れずに行うべきです。
短距離メニューと800mメニューの組み合わせ
あなたのように短距離と一緒に練習している場合、基本的には短距離のメニューで爆発的なスピードを養い、土曜日に800mに特化したトレーニングを行うと良いでしょう。例えば、短距離メニューでスプリントをしっかりとこなし、その後、800mに必要な耐久力を養うためのインターバルやペース走を行います。
具体的な例としては、以下のようなメニューが効果的です。
- 週の初めに短距離のスプリント(60m、100m)を行い、最大スピードを維持。
- 週中に800mペースでのインターバル(400m×4本など)を行い、スピード持久力を強化。
- 土曜日には800mを意識したトレーニング(800m×2本や600m×3本)を実施。
ジョグと持久力のトレーニング
毎朝の8kmジョグは、持久力を養うために非常に効果的です。ジョグで全身の基礎体力を作りつつ、長時間走ることに慣れていきます。特に冬季は寒さに対する体力や持久力をつける絶好の機会です。
さらに、ジョグの速度を少しずつ上げていき、心肺機能を向上させることで、800mレース中のペース維持能力が向上します。週に2〜3回はペースを意識したジョグを行い、残りの日はリカバリーとして軽めのジョグを取り入れることが理想的です。
筋力トレーニングと柔軟性の向上
800mの選手には、スプリント力と持久力だけでなく、筋力が大きな要素となります。週に2〜3回は筋力トレーニングを行い、脚力を強化しましょう。特に、股関節や太もも、ふくらはぎの筋肉を重点的に鍛えることが重要です。
また、柔軟性も大切です。柔軟性が不足していると、効率的な走りができませんので、ストレッチやダイナミックストレッチを取り入れて、体をしっかりとほぐしておきましょう。
まとめ:800mに特化した冬季練習メニュー
800mの練習は、短距離のスピードと長距離の持久力を両立させることが大切です。毎朝のジョグと短距離メニューをうまく組み合わせ、土曜日に800mに特化したトレーニングを行うことで、ベストタイムの更新が見込めます。筋力トレーニングや柔軟性向上にも力を入れ、全身のバランスを整えましょう。
今後のシーズンに向けて、このようなトレーニングを行い、800mの自己ベスト更新を目指して頑張ってください。


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