PPL法(Push-Pull-Legs法)は、筋肉を効率的に鍛えるために人気のトレーニング法ですが、トレーニング時間が長くなりがちです。質問者が挙げたように、2時間〜2時間30分程度かかってしまうこともあります。本記事では、PPL法を効果的に行いながら、トレーニング時間を短縮するためのアプローチやメニュー見直しのポイントを解説します。
PPL法の基本とトレーニング時間の長さ
PPL法は、「プッシュ」「プル」「レッグ」の3つのトレーニング日で構成されており、筋肉群ごとに集中して鍛えることができます。通常、各メニューにおいてセット数が多く、1回のトレーニングが長くなる傾向にあります。そのため、時間がかかることは一般的ですが、効率的に行う方法はあります。
多くのPPL法のメニューでは、各筋肉群ごとに複数の種目を行います。例えば、プッシュAでは胸や肩、三頭筋を重点的に鍛える種目が多く、プルAでは背中や二頭筋を対象とする種目が組み合わされています。これにより、1回あたりのトレーニングが2時間を超えることも珍しくありません。
トレーニング時間を短縮するためのポイント
トレーニング時間が長くなりすぎている場合、以下の方法で効率化を図ることができます。
- セット間の休憩時間を短縮:一般的に1〜2分の休憩時間が推奨されていますが、特に大きな筋肉群を鍛えている場合は、少し短縮してみることで時間を節約できます。ただし、休憩時間を短縮しすぎるとパフォーマンスが落ちる可能性があるので注意が必要です。
- スーパーセットやトライセットを活用:異なる筋肉群を組み合わせたスーパーセットやトライセットを使うことで、休憩時間を減らし、トレーニングの密度を上げることができます。例えば、プッシュAでは「ダンベルプレス」と「ダンベルフライ」のスーパーセットを取り入れると効果的です。
- 無駄な種目を減らす:もしメニューが長すぎる場合、最も効果的な種目に絞ることを検討しましょう。例えば、同じ筋肉群をターゲットにした類似の種目を減らすことで、トレーニング時間を短縮できます。
筋トレメニューの見直しと最適化
トレーニングの効果を最大化するためには、メニューの最適化が重要です。質問者が挙げたように、多くの種目をこなすことが求められますが、必ずしもすべての種目を実施する必要はありません。
例えば、プッシュAのメニューでは「インクラインスミス」「ダンベルプレス」「ケーブルフライ」などが挙げられていますが、これらの種目を「ダンベルプレス」と「ケーブルフライ」に絞ることで時間短縮が可能です。同様に、プルAのメニューでも「デッドリフト」「ベントロー」「ローロー」などの中から2〜3種目に絞り込むことが効果的です。
効率的にトレーニングを行うための実例
具体的な例として、プッシュAのメニューを見直す場合、以下のように変更することができます。
- プッシュA: 「インクラインスミス」「ダンベルプレス」「ケーブルフライ」を、「ダンベルプレス」と「ケーブルフライ」の2種目に絞る。これにより、トレーニング時間が短縮され、効率的に胸部と肩を鍛えられます。
- プルA: 「デッドリフト」と「ベントロー」をメインにして、他の種目を省略。これにより、時間を大幅に短縮しつつ、背中の大きな筋肉群を効果的に鍛えることができます。
- レッグA: 「スクワット」と「レッグプレス」をメインにして、補助的な種目を省略する。これにより、効率的に下半身を鍛えることができます。
まとめ
PPL法で筋トレを行う際にトレーニング時間が長くなることは一般的ですが、スーパーセットやセット間の休憩時間を短縮することで、効率的にトレーニングを行うことができます。また、メニューを見直して無駄な種目を省き、重要な種目に絞ることで、時間を短縮しつつ筋肉を効果的に鍛えることが可能です。
自分のトレーニング時間や目標に合わせて、適切なメニューとトレーニング方法を選ぶことで、効率的な筋トレを実現しましょう。


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