1981〜83年にかけて“初代 タイガーマスク”としてプロレス界を席巻した佐山聡。マスク・空中殺法・リング上を自在に飛び回る姿は、「身体能力が常人離れしていた」という評価が根強く残っています。では、実際に彼の身体能力はどれほど高かったのでしょうか。データ・エピソード・比較から紐解きます。
身長・体重・スポーツ歴から見る基礎体力
佐山聡(初代タイガーマスク)のプロフィールは「身長172 cm、体重90 kg(全盛期)」。[参照]
小柄ながらも“柔道・レスリング・キックボクシング”といった格闘技背景を持っており、これが裸足・マスク姿でリングを舞う際の運動基盤になっていたと言われています。[参照]
体力測定・跳躍力・スプリント記録などの実例
関係者の証言によれば、佐山は「100 mを12秒3(靴履き)」「垂直跳び83 cm」「背筋力300 kg級」という数値を残していたとの記録があります。[参照]
さらにファン・関係筋の証言では「体重93 kgで100 m走12秒台」「垂直跳び73 cm」というデータも紹介されており、プロレスラーとしては異例の身体能力であったことがうかがえます。[参照]
プロレス技術・実戦で発揮された身体能力の“見える化”
リング上での身体能力の“見える化”として、タイガーマスクの空中技やドロップキック・ダイビング攻撃が挙げられます。これらは単なる演出ではなく、実際に身体能力(跳躍力・柔軟性・瞬発力)によって裏付けられていたと評価されます。[参照]
例えば、飛び技における“打点の高さ”・“リカバリーの速さ”・“距離を詰める速さ”などが、当時の他の選手と比べても一線を画していたという記録があります。[参照]
当時のプロレス選手と比較して“群を抜いていた”と言えるか
当時のプロレスラー・格闘技選手の中で、佐山の記録は“群を抜いていた”という評価があります。例えば、太り気味だったヘビー級選手が垂直跳び50〜60cmという中、80cm超の跳躍力を持っていたという点が特筆されます。[参照]
また、レスリング・柔道・キックボクシングといった下地を持ちながら、マスクマン・軽量級〜中量級のカテゴリで“速さ・跳び・力”を兼ねそろえていた点も、プロレス史上でも稀な例として語られています。[参照]
まとめ
結論として、初代タイガーマスクこと佐山聡の身体能力は「当時のプロレス界/格闘技界において極めて高水準」であったと整理できます。跳躍力・スプリント・背筋力など、実例として語られる数値も非常に優秀で、技術・演出を抜きにしても“身体能力”そのものが一つの武器となっていました。
もちろん、現代の新体力測定基準やスポーツ科学と完全に比較できるわけではありませんが、「マスク姿で激しい空中技・スピード技を披露していた記録」を踏まえると、“高かった”と断言して差し支えないでしょう。


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