トレーニングを2分割することは、効率的に筋肉をターゲットにしたい場合に非常に有効です。今回は、スクワット、ベンチプレス、デッドリフト、懸垂、ラットプルダウン、ショルダープレス、サイドレイズ、EZバーアームカール、ハンマーカール、ケーブルプレスダウンという10種目をどのように分けると効果的かを解説します。
トレーニングを2分割する目的
筋力トレーニングを2分割する目的は、身体の各部位を休息させながら効率的に鍛えることです。通常、上半身と下半身を分ける方法が一般的ですが、種目ごとの特性やターゲット部位を考慮し、トレーニングの負担を均等に分けることが重要です。
このように分けることで、1回のトレーニングで十分な強度を保ちながら、回復をしっかりと促進できます。また、オーバートレーニングを避け、筋肉の成長を促進するためにも、各部位の休息日を確保することが大切です。
上半身と下半身の分割法
10種目のうち、スクワット、デッドリフトは下半身を主に使う種目であり、残りの種目は上半身に焦点を当てています。したがって、トレーニングを2日間に分け、1日目に下半身、2日目に上半身を行うことが一般的です。
具体的には、下半身の日にはスクワットとデッドリフトを、上半身の日にはベンチプレス、懸垂、ラットプルダウン、ショルダープレス、サイドレイズなどを行うことになります。これにより、下半身と上半身のトレーニングバランスを取ることができます。
具体的な分け方の例
1日目:下半身と一部上半身
1日目は、下半身と背中に関連する筋群をターゲットにします。具体的な種目は以下のように組み合わせます。
- スクワット(大腿四頭筋、臀部、ハムストリング)
- デッドリフト(ハムストリング、臀部、背中全体)
- ラットプルダウン(背中の広背筋)
- 懸垂(背中、腕、肩)
これにより、下半身の大きな筋肉群と同時に背中の筋肉群をしっかりと鍛えることができます。背中のトレーニングは、背筋を鍛えるだけでなく、全身のバランスを保つためにも非常に重要です。
2日目:上半身の胸と腕、肩
2日目には、上半身を中心に胸、肩、腕をターゲットにします。具体的な種目は以下の通りです。
- ベンチプレス(胸、三頭筋、肩)
- ショルダープレス(肩、三角筋)
- サイドレイズ(肩の中部)
- EZバーアームカール(二頭筋)
- ハンマーカール(腕、前腕)
- ケーブルプレスダウン(三頭筋)
この日には、胸や肩、腕の細かい筋肉群を鍛える種目を集中的に行います。特に、腕のトレーニング(EZバーアームカールやハンマーカール)と肩のトレーニング(ショルダープレスやサイドレイズ)は、バランスよく組み合わせることで、全体的な上半身のボリュームを増やすことができます。
トレーニングの注意点
トレーニングを分割する際には、以下のポイントに注意することが重要です。
- 十分な休息を確保:各部位を鍛えた後には十分な回復時間を設けることが筋肉の成長には不可欠です。最低でも48時間は間隔を空けましょう。
- 高重量と低重量のバランス:筋肉の成長を促進するためには、適切な重量とレップ数でトレーニングを行うことが大切です。低重量で高回数、高重量で低回数を組み合わせてトレーニングしましょう。
- フォームを守る:フォームが崩れると怪我の原因となるため、適切なフォームを守ってトレーニングを行いましょう。
まとめ
10種目を2分割する際には、上半身と下半身を分け、効率的に筋肉を鍛えることが重要です。具体的には、1日目は下半身と背中をターゲットに、2日目は胸、肩、腕を集中的に鍛える構成が効果的です。これにより、筋肉の回復時間を十分に確保し、バランスよく全身を鍛えることができます。トレーニングの中でフォームや重量に注意を払い、無理なく進めていきましょう。


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