「神宮枠」は関東・東京の増枠? 明治神宮野球大会優勝校所属地区と選抜高校野球大会の出場枠の実際の配分

高校野球

春の甲子園こと「選抜高校野球大会」において、秋の「明治神宮野球大会」優勝校の所属地区に翌春“増枠”が生じる「神宮枠」の制度があります。この記事ではその制度の仕組み・過去実績・そして「関東地区優勝時に“東京側が先に枠を取る”のではないか」という疑問について整理します。

神宮枠制度とは何か

神宮枠とは、明治神宮野球大会の高校の部で優勝した学校の所属地区に、翌年の選抜高校野球大会で「出場枠を1校増やす」制度のことです。([参照](https://mainichi.jp/articles/20190121/org/00m/050/013000c))

例えば、優勝校が近畿地区の学校であれば近畿地区の出場校数が+1となるという仕組みです。

過去の実例:関東・東京枠の配分はどうなったか

例として、2024年の明治神宮野球大会では、神奈川・横浜高校(関東地区)が優勝しました。([参参](https://baseballking.jp/ns/461596/))

その結果、来春の選抜で「関東・東京」の合計枠が6→7に増加しました。すなわち、関東地区+東京地区の枠で1枠増という扱いになっています。([参照](https://fee-life-design.com/baseball_2025_jingu/))

「関東が優勝時=東京が先に枠を取る」説の検証

「神宮枠が関東地区に回ったとき、実質的に東京が枠を先に受け取っている」という疑問がありますが、公式には「関東・東京を合わせて枠が増える」扱いとなっており、東京のみが“先”という仕組みではありません。([参参](https://fee-life-design.com/baseball_2025_jingu/))

具体例として、2025年春の選抜時点では「関東6+東京1」または「関東5+東京2」のどちらかという配分が報じられており、東京だけが自動的に“1増”になるという明記はされていません。([参照](https://hb-nippon.com/articles/2101))

注意点と選考委員の判断要素

神宮枠が適用された場合でも、どの都道府県・学校が選抜されるかは選考委員会が決めるため、枠が増えた=特定県・東京が必ず選ばれるとは言えません。

選考時には「秋季地区大会成績」「神宮大会での成績」「校風・伝統」「地域バランス」などが考慮され、東京の学校でも選ばれない場合もあります。

まとめ

「神宮枠」は優勝地区に+1校分が割り振られる制度であり、関東地区優勝時には「関東・東京の合計枠」が増えるという扱いです。したがって「東京が先に枠を取る」という固定的なルールではなく、あくまでも両地区をひとまとめにしての枠増となっています。

選抜出場校の決定には多様な要素が関わっており、東京・関東のどちらかだけが必ず恩恵を受けるというわけではありません。秋季大会や神宮大会の展開を追いながら、選考の動きに注目してみましょう。

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