ランニングシューズ選びにおいて、サイズ感は走り心地に直結する重要なファクターです。今回は、Nike Vomero Plusの「サイズ感」にフォーカスし、実際のレビューやスペックをもとに「足幅」「通常サイズかどうか」「ワイド・狭足向けか」などを整理します。
Nike Vomero Plusの基本サイズ感
多くのレビューでは「ほぼ通常サイズ(True to Size=TTS)」と評価されています。例えば、RunRepeatのラボ測定では「Size: True to size」とされています。([参照]Nike Vomero Plus Review (RunRepeat))
また、WearTestersの記事でも「Sizing: True‑to‑size」と明言されています。([参照]Nike Vomero Plus Performance Review)
足幅・つま先のゆとりと注意点
ただし、「幅」「トゥボックス(つま先部)」についてはややタイトめとの指摘があります。RunRepeatでは、トゥボックス幅が“平均より若干狭め”71.1 mmという数値が報告されています。これは「幅広足の方にはゆとりが少ない可能性あり」という意味合いです。([参照]Nike Vomero Plus Review (RunRepeat))
一方で、WearTestersは「Forefoot & Midfootにおいて”やや余裕あり”」というレビューをしており、モデルとしては「通常幅〜やや広め足にも使えるが、ワイドモデルの検討もあり」という選び方が推奨されています。([参照]Nike Vomero Plus Performance Review)
実例:どんな足型ならサイズ調整が必要か?
例えば、幅広・甲高のランナーの場合:トゥが窮屈に感じたり、横ブレを感じる場合は “½ サイズアップ” または「ワイド(Wide / 2E)モデル」を選択する案があります。
逆に細め・甲低のランナーであれば、「通常サイズ」で問題なく、場合によっては “½ サイズダウン” を検討しても良いとの声もありますが、多くのレビューでは推奨されていません。なぜならNike Vomero Plusは厚めのアッパーパッドとクッション性のある構造があるため、十分なインナー余裕を残しておいたほうが走りやすいからです。([参照]Nike Vomero Plus Review: Magic in the Middle)
日本サイズ・ナイキサイズ換算での注意点
NikeのメンズサイズでUS 10=約28 cm程度が一般的ですが、ブランド間・モデル間で多少のズレがあります。Nike Vomero Plusは「やや足入れ感がしっかりしている」印象のため、足長だけでなく“足囲(幅)”・“足甲の高さ”を確認することが大切です。
例えば、日本で普段「28.0 cm/2E」を履いていて、幅が気になるという方は「28.5 cm(US 10.5)」や「ワイドモデル(2E/Wide)」を試すのが安全です。また、足幅が平均的・細めの方なら「28.0 cm(US 10)」で十分フィットするでしょう。
選び方のポイントまとめ
- 普段のナイキサイズで問題なし。
- 足幅が広め/甲高という方は½サイズアップまたはワイド版を検討。
- 細め・幅普通の足型なら通常サイズで十分なホールド感。
- クッション性が高く厚めのソール構造なので足先の余裕(1 指分)を確保するのがおすすめ。
まとめ
総合すると、Nike Vomero Plusは「普段ナイキサイズでほぼ問題ない」「幅広・甲高の方はサイズまたは幅サイズの調整が必要」と言えます。足幅とつま先のゆとりを確認して、自分の足型に合ったサイズ/ワイド版を選べば、快適な履き心地と走りを得られるシューズです。
ぜひ、足を入れて感覚を確かめる“試し履き”をお勧めしますが、オンライン購入の場合も上記のポイントを頭に入れて選ぶと安心です。


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