新品のスキー板を購入する際、店で行うワックスフューチャー(またはサーモワックス)が必要かどうか悩む方も多いでしょう。特に、その後自分でホットワックスを行う場合に、ワックスフューチャーがどの程度重要なのかを知りたい方もいるはずです。この記事では、ワックスフューチャーのメリットと、自分でホットワックスを行う場合との比較を解説します。
ワックスフューチャー(サーモワックス)とは?
ワックスフューチャー、またはサーモワックスは、スキー板を購入した際に行う初回のワックス処理です。これは、スキー板の表面に高温でワックスを浸透させ、より滑りやすい状態に仕上げるものです。この処理は、特に新しいスキー板にとって重要な初期設定といえます。
この処理を行うことで、板の滑走面が最適な状態になり、初めての使用時に快適に滑ることができます。また、ワックスフューチャーによって、スキー板の寿命を延ばす効果もあります。
ホットワックスとの違い
ホットワックスは、スキー板を自分でメンテナンスする際に行う定期的なワックス処理です。スキー板を使用するたびに板の底面が摩耗し、滑りが悪くなるため、定期的にワックスを塗り直す必要があります。
ホットワックスは、ワックスを溶かしてスキー板の滑走面に塗り込み、冷やして固める方法です。これは、板の性能を維持し、滑走をスムーズに保つために欠かせません。ワックスフューチャーとは異なり、ホットワックスは個別のメンテナンスであり、スキーを何回か使用するごとに行うのが理想です。
ワックスフューチャーのメリットとデメリット
ワックスフューチャーを行う最大のメリットは、スキー板が最初から最適な滑走状態になることです。特に新品のスキー板は、初期段階でワックスをしっかりと浸透させることで、滑走性能が向上します。また、ワックスフューチャーをしておくと、その後のホットワックス作業がしやすくなり、メンテナンスも楽になります。
デメリットとしては、ワックスフューチャーには専門的な機器や知識が必要なため、購入時に追加費用がかかる点が挙げられます。また、ワックスフューチャー後でも、自分でホットワックスをすることでさらに性能を高めることができます。
自分でホットワックスをする場合の注意点
自分でホットワックスを行う場合、注意しなければならない点があります。まず、スキー板の滑走面を清潔に保つことが重要です。汚れや埃がついていると、ワックスがしっかりと密着せず、性能が低下します。
また、ホットワックスを行う際には、適切な温度でワックスを溶かし、均等に塗ることが求められます。温度が高すぎると板を傷め、逆に低すぎるとワックスが十分に浸透しません。定期的なメンテナンスをすることで、スキー板の性能を長持ちさせることができます。
まとめ
新品のスキー板購入時にワックスフューチャーを行うかどうかは、スキーの使用頻度や滑走性能を重視するかによります。ワックスフューチャーは板の初期性能を高め、その後のホットワックス作業を楽にします。自分でホットワックスを行うことも可能ですが、最初のワックスフューチャーを行うことで、さらに滑りやすくなり、長期的にスキー板を良い状態に保つことができます。


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