体力あり・ボール扱いが苦手でも活かせる！中学校・高校サッカーで狙うべきポジションとその理由

部活動でサッカーをしていて「ボール扱いは得意じゃないけれど、体力には自信がある」という選手には、ポジション選びで大きなアドバンテージがあります。本記事では、体力を活かしながら技術的負担を抑えつつチームに貢献できるポジションを、最新のポジション特性データなどをもとに解説していきます。

ポジション選びの基本：体力×技術のバランス

まず、ポジションごとに求められるスキル・体力・技術のバランスを押さえましょう。例えば、守備的ポジションでは身体的な強さ・持久力・スプリントなどが重要視される傾向があります。([参照](https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3778701/))

一方で、細かいボールタッチ・ドリブル・創造的な判断が求められるポジションでは、「ボール扱いの上手さ」がより強く問われます。([参照](https://www.coachbetter.com/blog/soccer-experts-positions-in-football))

体力がある人におすすめのポジション：サイドバック（SB／WB）とは？

体力に自信がある選手にとって、特に合うポジションの一つが「サイドバック（あるいはウイングバック）」です。サイドバックは攻守両面で動きが多く、「アップダウン（上下運動）」・「サイドのスペースをカバー」・「スプリント数が多い」ことが知られています。([参照](https://www.jobsinfootball.com/blog/soccer-positions/))

たとえば、「体力があるから試合中ずっと動ける」「守備面で体を張れる」「攻撃時もサイドからオーバーラップしていける」という特徴があるため、「ボール扱いが苦手」という条件でも比較的入りやすいポジションです。

具体例：サイドバックで活躍するためのポイント

・頻繁に上下動するため「スタミナ維持」は強みを発揮する要素です。
・ボールの扱いに自信がないなら、クロスを上げる・シンプルなパスを守備から繋ぐ・サイドを守るという役割を中心に考えましょう。
・技術を磨くために、ドリブルや縦突破よりは「ポジショニング」や「戻りの動き」「味方との連携」を意識することで、負荷を抑えながら貢献できます。

他のポジションとの比較：体力型選手に向く／向かないポジション

以下に、体力を活かせる／活かしづらいポジションの比較をまとめます。

このように、技術的負担を少し抑えつつ体力を活かすなら、サイドバックやセンターバックあたりが候補になります。

「ボール扱いが下手でも大丈夫？」：技術面での補い方

「ボール扱いに自信がない」という選手でも、ポジション選びと練習次第で十分チームに貢献できます。まずは「守備の基礎」「ポジショニング」「味方との距離感」などを徹底するだけでも変化が出ます。

例えば、サイドバックであれば「サイドライン付近で捌く」「クロスを上げる時のタイミング」など、ドリブルや細かいパスだけに頼らず役割を整理できます。また、守備でのインターセプト・戻りのランニングなど、体力が活きる動きが多く含まれています。

ポジションを選ぶときのチェックリスト

下記の項目を自分で確認してみましょう。

• 体力・持久力があるか？ → サイドバックやウイングバックで有利。
• スプリントや上下動が得意か？ → サイドをカバーできる動きが必要。
• 細かいボールタッチ・ドリブルに自信がないか？ → 「大きなプレーを任せられるポジション」ではなく、サイド守備・運動量型ポジションに注目。
• 守備の意識・サイドラインを使った動きに取り組めるか？ → サイドバックで役割が明確になります。

これらを踏まえて、監督やコーチと相談しながらポジションを決めると良いでしょう。

まとめ：サイドバックは“体力型＋技術補完型”の選択肢として有効

・体力がチームで一番という強みを持っているなら、サイドバック／ウイングバックは非常に良い選択肢です。上下運動・サイドカバーという役割で体力が活きます。
・ボール扱いが苦手でも、守備の基礎・ポジショニング・味方サポートを主体にすれば十分貢献できます。
・ただし、技術面・戦術理解・守備・攻撃参加など全体像でバランスを取る必要があります。
・まずは「自分の強み（体力）」「弱み（技術）」「役割として何ができるか」を整理し、チーム内で最適なポジションを選びましょう。

サッカー部での活動がさらに楽しく、そしてチームにとっても欠かせない存在になることを願っています。