女の子/小柄/細身でもバスケ少年団で活躍できる?成長とケアのポイント解説

バスケットボール

娘さんがバスケットボールの少年団で「身長が低め・細身」ながら頑張っているという状況。強豪チームで高学年になり、求められるパワーやスピードが大きくなってきたというお話からは、親としての不安も伺えます。この記事では、こうした状況に対して“体格以上に活躍するための視点”と“無理を防ぐためのケア”の両面を整理します。

体格差があっても活躍できる理由と実例

バスケットボールでは〈身長・体格〉が有利な要素であることは確かですが、それだけがすべてではありません。実際、筑波大学などの研究では、ジュニア男子選手でも、脚・体幹・機敏性(アジリティ)が優れていれば身長・体重の差をある程度カバーできるという報告があります。([参照](https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/Portals/0/resources/jiss/info/doc/JJESS_15_01.pdf))

また、細身であっても“動ける選手”は少なくなく、むしろ速さ・切り返し・パス・動きの読みに強みを持つ場面もあります。つまり「身長が少し低い」「体格が細め」という項目はハンディではありますが、決定的な足かせではありません。

求められる“パワー・スピード”が増す理由と成長段階

高学年になるにつれて、試合・練習ともにスピード・パワー・身体接触の要求が高まります。実際、女子ユースバスケットボールの研究でも「加速・減速・ジャンプ・方向転換」といった運動量(外部負荷)の増加が確認されています。([参照](https://www.apunts.org/en-relationship-between-internal-external-load-articulo-resumen-S2666506921000134))

つまり、身長・体格の優位な同級生が前に出てくる背景には、単に成長期における身体発育の差が影響しています。しかし、成長期が遅いタイプ・細身タイプの選手は、筋力・骨格・体幹の発達を少し時間をかけて整えれば“追いつく・抜く”ことも十分に可能です。

体格が小さめ・細身の女の子だからこそ留意したい2つのケア

① 過負荷・オーバーワークのリスク
若年期に過度の練習量・強度を続けると、成長軟骨の負担・けが・疲労蓄積・興味喪失につながる可能性があります。例えば、あるガイドラインでは「組織化スポーツ(練習+大会)時間/週は自分の年齢を超えないように」という基準が紹介されています。([参照](https://balanceisbetter.org.nz/how-much-is-too-much-when-it-comes-to-youth-sport/))

② 女子選手特有の栄養・骨・回復のケア
女子の小柄タイプは特に、骨の発育・月経・体重・栄養管理などの観点から「相対的エネルギー不足(Relative Energy Deficiency in Sport=RED‑S)」のリスクが指摘されています。([参照](https://en.wikipedia.org/wiki/Relative_energy_deficiency_in_sport))

実践できる“強みを活かす”トレーニング・視点

細身・小柄という体格を活かして、以下のようなトレーニングや視点を取り入れると有効です。

  • 速さ・切り返し(ライトニングドリル、2 対2・3 対3の高速展開)
  • 体幹/姿勢/脚の力(スクワット、プランク、ラテラルジャンプ)
  • 技能・ポジショニング(スクリーン回避、オフボールムーブ、外からのシュート)
  • 成長期の骨・筋・栄養面のサポート(カルシウム・タンパク質・適切休養)

例えば、身長が高い子よりも“速く反応して動く”・“スペースを使ってプレーする”タイプの選手は、チームにとって非常に価値があります。体格が追いついていないだけでは“負け”ではなく“別の強み”を作る機会と捉えるのがポイントです。

“継続”できる環境とコミュニケーションの重要性

強豪少年団であるがゆえに練習強度が高まりがちですが、親・指導者・選手が「本人の成長・体調・気持ち」を定期的に共有する体制を作ることが大切です。例えば、疲れ・痛み・プレーへの意欲低下が出てきたら“量”を調整するサインです。

また、女子選手・小柄な選手が抜群の成長を遂げるケースもありますので、「すぐに体格で抜かれる」という印象だけであきらめず、〈強みを作りながら〉〈無理なく続けられる〉環境を整えることが鍵です。

まとめ

娘さんのように「小柄・細身・運動神経あり・強豪チームで頑張っている」という状況は、むしろ大きな可能性を秘めています。体格差を「ハンディ」と捉えるよりも、「異なる強みを築くチャンス」として捉えることで、伸びる道は十分にあります。

ただし、強度・量・体調・栄養・休養がくずれやすい時期でもあります。ぜひ親御さん・指導者と連携しながら、成長を見守り、身体も心も大切にしながらプレーを続けてほしいと思います。

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