硬式テニス団体戦の主審が覚えておきたい基本ルールまとめ|ウィッチの役割も解説

テニス

硬式テニスの団体戦では、選手だけでなく主審の役割もとても重要です。初めて主審を任されると、何をすればいいのか不安に感じる人も多いでしょう。この記事では、主審が行う基本の仕事や、試合をスムーズに進行するために知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。

主審の役割と基本的な流れ

主審は試合の進行役であり、公平性を保つ責任があります。サーブ権の確認やスコアのアナウンス、判断の最終決定を行います。試合前には選手の準備状況やコートの安全確認も行うと安心です。

団体戦では、複数の試合が並行することがあり、試合時間の管理やトラブル対応にも慌てず対応できるようにしましょう。

ウィッチ(選択)の意思表示について

ウィッチとは、サーブ権やコート選択権をどちらが選ぶか決める行為のことです。コイントスを行い、勝った選手(またはチーム)が以下のいずれかを選びます。

  • サーブ権を選ぶ(相手がコートを選択)
  • コートを選ぶ(相手がサーブ権を選択)
  • 相手に選択させる

主審はコイントスの進行と、選択内容の確認を担当します。はっきり相手に聞こえる声でアナウンスしましょう。

スコアコール(点呼)の基本

主審はラリーの前後に、現在の得点を宣言します。サーブ側の点を先に読み上げるのがルールです。例:「15-30」「Deuce(デュース)」

迷った場合は選手に確認し、間違いが起きそうなときはメモを取りながら正確に進行しましょう。

ライン判定の考え方

ライン判定は主審の大事な仕事のひとつです。基本は次のルールを覚えておきましょう。

  • 少しでもラインに触れていればイン
  • 見えなければミス判定しない:自信がない場合は選手に確認

強風や高速サーブ時は特に観察を集中し、迷ったら一度プレーを止めて判断しましょう。

トラブル対応と声がけの工夫

試合ではラケットが壊れたり、選手が怪我をしたりと予期せぬトラブルが起こることがあります。そんなときは落ち着いてプレーを止め、必要に応じて運営へ連絡しましょう。

また、選手の聞こえやすい声で、短く、はっきり伝えることも主審に求められる大切なスキルです。

まとめ

団体戦の主審は初めてだと緊張しますが、基本の流れとルールを押さえておけば大丈夫です。特にウィッチやスコアコールなどの進行は主審が中心となるため、自信を持って取り組みましょう。

練習の中で一度シミュレーションしてみると、当日もスムーズに試合を運営できるはずです。公正かつ楽しい試合づくりを目指し、主審の役割を楽しんでください。

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