エギングにおいて、春の大型アオリイカをかけた際のファイト方法については、使用するロッドやドラッグ設定が重要なポイントとなります。特に硬めのロッドを選んでバットパワーを生かすか、身切れを防ぐためにドラッグを緩めてファイトするかの選択が悩ましいところです。
1. 硬めのロッドのメリット
硬めのロッドは、アワセの力をしっかり伝えることができ、バットパワーでイカの動きをコントロールしやすいという利点があります。特に大型のアオリイカの場合、強い引きに耐えるためにロッドの硬さが重要になります。硬いロッドを使うことで、魚との駆け引きの際に主導権を握りやすく、ファイトが安定します。
しかし、硬めのロッドは一方でラインブレイクや身切れのリスクを高める可能性もあります。特にドラッグ設定が適切でないと、強い引きに耐えられず、ラインが切れることがあります。
2. ドラッグを緩めるファイト方法
ドラッグを緩めてファイトをする場合、イカが走るのを許容することで身切れやラインブレイクを防ぐことができます。これにより、イカの引きに合わせてラインが少しずつ出るため、イカが暴れた際に過度な負荷がかかりません。
しかし、走らせることにより、イカとの駆け引きの時間が長くなり、消耗することがあります。特にゴロタ石や砂浜の堤防での釣りでは、イカが走る方向に注意が必要です。
3. 釣り場における状況の影響
釣り場の条件によってもファイト方法は変わります。ごろた石混じりの砂浜が広がる堤防では、ラインが障害物に擦れて切れることもあるため、ドラッグ設定には慎重を要します。PEラインが擦れて切れやすい状況では、ドラッグを緩めてファイトする方が安全な場合が多いです。
また、ファイト中にイカが走ることを許容することで、より多くの引きに対応できるため、柔軟に対応することが求められます。
4. ロッドの硬さ選び
使用するロッドの硬さについては、釣り場の状況や個人のスタイルに合わせて選ぶべきです。硬いロッドを選べばパワフルなファイトが可能ですが、柔軟性を重視して中程度の硬さのロッドを選ぶことで、身切れを防ぎつつもしっかりとしたファイトができます。
メジャークラフトの5GエギゾーストMLは、柔軟性がありながらもパワーがあり、サイズに応じた使い方が可能です。ドラッグの調整と合わせて使用することで、最適なファイトができます。
5. まとめ
エギングでのファイト方法は、使用するロッドやドラッグ設定、釣り場の状況によって変わります。硬いロッドで主導権を握りながらファイトするのか、身切れを防ぐためにドラッグを緩めてファイトするのか、その選択は重要です。ごろた石混じりの堤防では、ドラッグを緩めてファイトする方がリスクを減らすことができますが、ロッドの硬さやラインへの負荷を考慮して、状況に合わせた選択をすることが大切です。

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