スノーボード板選びで悩んでいる方に向けて、グラトリ(グラウンドトリック)の練習に適した板の選び方と、おすすめのモデルをご紹介します。特に「Simsのジョーカー」と「サロモンのパルス」を比較し、上達を助けるための板の選び方を解説します。
グラトリ向けの板選びのポイント
グラトリの練習を目的にスノーボード板を選ぶ際、重要なのは板のフレックス(硬さ)やキャンバー形状、取り回しやすさです。柔らかい板は操作がしやすく、トリックの練習にも向いていますが、硬い板は安定感があり、高速での滑走やジャンプに向いています。
グラトリ初心者や中級者の場合、特に「柔らかいフレックス」と「軽さ」を重視すると、ターンやジャンプがしやすく、エッジの切り替えがスムーズになります。オーリーや360度回転の練習には、これらの要素が重要です。
Simsジョーカーとサロモンパルスの特徴
Simsのジョーカーは、軽量で取り回しが良く、初心者〜中級者向けのモデルです。ダブルキャンバー形状が特徴で、フリースタイルやグラトリ向けのトリックに最適です。しかし、ダブルキャンバーの板は「雪面との接地感が少ない」「エッジが抜けやすい」といった意見もあります。
一方、サロモンのパルスは、オールラウンドに使用できる安定したモデルで、グラトリにも十分対応できます。若干硬めのフレックスで、安定性が高く、初級者でも取り回しがしやすいです。しかし、上達に合わせてより柔らかい板が欲しくなることもあります。
板のフレックスとキャンバー形状
板のフレックス(柔らかさ)は、トリックを行う上で非常に重要です。柔らかいフレックスは操作性が高く、グラトリのトリックをしやすくしますが、安定感が欠けることもあります。硬めの板は安定性があり、特に高速での滑走や大きなジャンプに向いています。
キャンバー形状について、ダブルキャンバーは一部で好まれていますが、雪面に対する接地感が少なく、エッジグリップが甘くなることがあります。逆に、従来のキャンバーはエッジがしっかりと雪面を捉えるので、特にフリーライドやグラトリ初心者には向いていることが多いです。
グラトリ練習におすすめの板
初心者〜中級者のグラトリ練習におすすめの板は、柔らかいフレックスと軽量なモデルです。以下の板は、練習用として最適な選択肢です。
- Sims ジョーカー — 軽くてフリースタイル向き。ダブルキャンバーはトリックに有利だが、少しエッジが抜けやすい。
- サロモン パルス — オールラウンドで安定しており、グラトリ初心者にも向いている。
- ユニオン バインディング — 軽量でグラトリに最適なバインディング。エッジのレスポンスが良く、素早い操作が可能。
予算が5万円以内であれば、これらのモデルはコストパフォーマンスも高く、満足度が高い選択肢となるでしょう。
板選びのアドバイス:あなたのスタイルに合わせて
グラトリの練習をしっかり進めるためには、あなたの滑走スタイルに合った板選びが重要です。現在使っているサロモンのパルスで十分であれば、無理に新しい板を購入する必要はありません。しかし、オーリーや360を目指して本格的にグラトリに挑戦したいのであれば、もう少し柔らかい板や、トリック向けの板を選んでも良いかもしれません。
どの板を選ぶにせよ、柔らかさと安定性のバランスが重要です。最終的にどのモデルを選ぶかは、自分の滑走スタイルや好みに合わせて決めましょう。
まとめ
グラトリを練習するための板選びでは、柔らかいフレックスと軽量さ、そして板の形状が重要なポイントです。Simsのジョーカーは、軽くてトリックに最適ですが、ダブルキャンバーの特性に注意が必要です。サロモンのパルスは、初心者でも扱いやすい安定したモデルで、オールラウンドに使えます。予算内で適切な板を選び、自分のスタイルに合った板を見つけて、楽しく練習しましょう。


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