2025年7月、北海道日本ハムファイターズは、現在の2軍本拠地である千葉県鎌ケ谷市のファイターズ鎌ケ谷スタジアムを、2030年ごろをめどに北海道内に移転する意向を表明しました。移転先候補と、今後のスケジュール、背景を整理します。
なぜ移転を決めたのか
鎌ケ谷スタジアムは1997年に完成したものの、経年による老朽化が進み、配管や施設の劣化などが指摘されています。また、1軍本拠地（北海道）と2軍拠点（千葉）が遠く離れており、選手の育成・編成面で不便があることも、移転の理由として挙げられています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
移転の基本方針：「ONE BASE HOKKAIDO」
球団は2025年7月に「ONE BASE HOKKAIDO」というプロジェクト名で、2軍施設の北海道移転意向を正式に発表しました。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
この方針により、1軍・2軍を北海道に集約し、育成体制や運営効率の向上を目指すとのことです。:contentReference[oaicite:5]{index=5}
世界的に有力な移転先候補となっている6市
現時点で、移転先の有力候補として挙げられている北海道内の自治体は以下の６市です。
- 北広島市
- 江別市
- 恵庭市
- 千歳市
- 苫小牧市
- 札幌市（ただし、土地確保のハードルがあるとの報道）
このうち、特に移転誘致の動きが活発なのが江別市とされており、市民や自治体による誘致署名活動などが進行しています。:contentReference[oaicite:12]{index=12}
移転の時期と今後のスケジュール
球団の公式発表では、移転の最終判断は2027年頃までに行われ、実際の移転による新拠点での運用開始は2030年ごろを見込んでいます。:contentReference[oaicite:13]{index=13}
そのため、今後2〜3年の間は、複数自治体との交渉、施設建設または改修の検討、そして正式な移転先の決定が行われる見通しです。:contentReference[oaicite:14]{index=14}
鎌ケ谷の今後――跡地利用の見通し
鎌ケ谷市と球団は、鎌スタの跡地利用について今後協議を継続することで合意しています。しかし、球場の維持・改修にかかるコストや市の負担を考慮すると、鎌ケ谷市がそのまま取得するのは難しいという見解が報じられています。:contentReference[oaicite:15]{index=15}
まとめ：最終決定まで2027年が山場、注目は「札幌圏6市」
現在のところ、北海道日本ハムファイターズの2軍本拠地は千葉県鎌ケ谷市から北海道へ移転する方針が固まっており、複数の自治体が誘致に動いています。特に江別市、北広島市、恵庭市、千歳市、苫小牧市などが有力候補ですが、最終決定は2027年ごろと見込まれています。
移転が実現すれば、1軍・2軍が地理的に近くなり選手の行き来がしやすくなるなど、チーム運営や育成体制に大きな影響が出るでしょう。ファン・地域ともに注目される大きな再編です。
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