JリーグのトップカテゴリーであるJ1は現在20チーム制で運営されていますが、近年「もっとチーム数を絞ったほうが面白いのではないか」という声も少なくありません。とくに“10チーム制”という少数精鋭リーグ構想は、競技レベル・興行面の両方から注目されるテーマです。
J1が20チーム制である理由
Jリーグは全国各地にプロクラブを根付かせるという理念のもと拡大路線を歩んできました。そのため、地域密着と裾野拡大を優先し、現在の20チーム制が定着しています。
地方都市にもトップリーグの試合が届くことは、育成・地域経済・サポーター文化の形成に大きく寄与してきました。
10チーム制にした場合のメリット
10チーム制になれば、全チームが何度も直接対戦するため、順位の妥当性が高まり「真の実力差」がより明確になります。
また強豪同士のカードが増え、テレビ中継やスタジアム集客の観点でも“ハズレ試合”が減るという利点があります。
競技レベルの向上という観点
限られた10クラブに優秀な選手が集まることで、リーグ全体のプレースピードや戦術レベルが上がる可能性があります。
欧州の一部リーグではチーム数が少ないことで国際大会に強い例もあり、「少数精鋭=競技力向上」という考え方は一定の説得力を持っています。
興行面と地域性のジレンマ
一方でチーム数を大幅に減らすと、多くの地域からJ1クラブが消えることになり、観戦機会や地域活性への影響は避けられません。
Jリーグの根幹にある“地域密着”という理念と、少数精鋭路線は必ずしも相性が良いとは言えないのが現実です。
現実的な折衷案としての縮小案
10チーム制は極端だとしても、14〜16チーム程度への縮小であれば、競技性と地域性のバランスを取れるという意見もあります。
実際にJリーグも過去には18チーム制など複数の形態を試行しており、リーグ構造は時代とともに変化してきました。
まとめ
J1を10チーム制にする構想は、競技レベルや興行面では魅力的な側面がある一方、地域密着というJリーグの原点と大きく衝突します。
“面白さ”と“地域性”のどちらをどこまで重視するかによって、リーグの最適な形は今後も議論が続いていくテーマと言えるでしょう。


コメント