バーベルスクワットのトレーニングで、90kgは10回3セットできるのに、95kgに増やすと急に回数が減ってしまうという現象は多くのトレーニーが経験することです。ほんの5kgの差で回数が減る理由について詳しく解説します。
筋肉の疲労度と重量の関係
スクワットのような高重量を扱うトレーニングでは、筋肉がどれだけ負荷を受けるかによって、回数に大きな差が生まれます。90kgで10回できる場合、それはその重量が筋肉にとって限界付近でないということです。しかし、95kgに増やすと、負荷が増えた分、筋肉がより早く疲労し、回数が減るのは自然なことです。
筋肉はどのトレーニングでもある程度の「慣れ」がありますが、5kgの増加でもその慣れが一気に破られることがあります。重量が少し増えただけで、筋肉や神経系がさらに多くのエネルギーを消費することになります。
神経系の適応と重量増加の影響
筋肉だけでなく、神経系の適応も大きく影響します。高重量を扱うと、筋肉を動かす神経がより多く働く必要があります。95kgを持ち上げる際には、筋肉だけでなく神経系にもさらに高い負荷がかかります。神経系の適応には時間がかかるため、急に重量を増やすと神経系がうまく適応できず、回数が減ることがあるのです。
また、高重量を扱うときは神経系の疲労感も増し、体力が十分でないと感じやすくなります。このため、95kgでのスクワットは90kgに比べて回数が急に減ってしまうのです。
筋力と筋持久力のバランス
90kgで10回できる筋力がある場合でも、95kgではその筋力を持続するのが難しくなります。筋力と筋持久力は異なる要素で、筋力は一度に発揮できる力を示しますが、筋持久力はその力を長時間にわたって維持する能力です。5kgの増加で、筋力は維持できても筋持久力が追いつかず、回数が減ってしまいます。
トレーニングでは、筋力と筋持久力のバランスが重要です。持久力が必要なトレーニングと、瞬発的な力を発揮するトレーニングでそれぞれ異なる負荷をかけることが効果的です。
改善のためのトレーニング方法
もし95kgを安定して10回できるようになりたいのであれば、少しずつ負荷を増やしていくことが重要です。急激に重量を増やすのではなく、90kgから91kg、92kgというように少しずつ増やし、筋肉や神経系に慣れさせる方法が有効です。
また、筋力向上には筋肉の回復が不可欠です。トレーニング後の休養と栄養補給をしっかりと行うことで、次回のトレーニング時により強い力を発揮できるようになります。
まとめ:5kgの増加が回数に与える影響
バーベルスクワットで5kgの増加が回数に与える影響は、筋肉や神経系の適応の限界を超えることによる自然な結果です。トレーニングでは、少しずつ重量を増やしていくことが効果的であり、神経系と筋肉の両方が適応していく過程を理解することが重要です。急に重い重量を扱うのではなく、時間をかけて調整していくことで、効果的に筋力を向上させていきましょう。


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