船外機は海水や淡水に長時間さらされると電蝕(ガルバニック腐食)が進みやすいため、アノード(犠牲陽極)が腐食を防ぐ重要な役割を担っています。特にヤマハの20馬力クラスの船外機でも外部・内部にアノードが装着されており、取り付け位置や個数を適切に理解しておくことが長く安全に使うために有効です。
アノードの役割とは?
アノードは船外機の金属部品と電解質(海水など)が接触することで、金属が直接腐食するのを防ぐために用意されています。金属同士の電位差による腐食を、アノードが“犠牲”になって進行させる仕組みです。効果が薄れてきたら交換する必要があります。 [参照]
外部アノードの取り付け場所
ヤマハ船外機の一般的な外部アノードは、プロペラやロワーユニット(下部ケース)周辺に配置されています。特に次のような箇所が代表的です。
- トリムタブアノード:プロペラのすぐ上、アンチキャビテーションプレート(抗キャビテーションプレート)上部に付いています。これは走行時のプロペラ回転による腐食を防ぎ、なおかつトリム調整の補助も兼ねます。 [参照]
- ブラケット/ロワーケースアノード:ロワーユニット下方に取り付けられている大型のアノードです。水中に常にさらされる部分なので、主要な犠牲陽極となります。複数ある場合もあります。 [参照]
これらのアノードは見た目で分かる金属の部品で、腐食が進むとやせて小さくなります。外部アノードの状態を定期的にチェックし、新品の3分の1以下になったら交換することがメーカーでも推奨されています。 [参照]
内部アノードについて
船外機によっては内部アノード(エンジン内部や冷却経路内)が装着されている場合もあります。これらは外部から見えない位置に配置され、エンジン内部の冷却水路などで腐食から保護します。内部アノードの点検や交換は、分解が必要なためヤマハ取扱店での作業が推奨されています。 [参照]
アノードの個数の目安
20馬力クラスの一般的なヤマハ船外機では、外部に複数のアノードが取り付けられている場合が多いです。例えば、トリムタブのアノードが1個、ロワーユニット下方に1〜2個という構成です。機種や年式によって異なりますが、2〜3個前後が一般的な構成と考えられます。具体的な個数はお手持ちの船外機の図面やパーツリストで確認するのが確実です。
また、内部アノードが装備されている場合はさらに1個程度あることもあり、内部・外部合わせての総数は機種ごとに変わります。
点検と交換のポイント
アノードがある程度消耗すると腐食保護効果が落ちるため、定期的な点検が重要です。外部アノードは目視で確認できるため、腐食が進んでやせている場合は早めに交換しましょう。また、内部アノードは外観からは確認できないので、点検時に整備士に確認してもらうのが安心です。 [参照]
まとめ
ヤマハ船外機20馬力でも、外部に複数のアノードが装着されています。代表的なものはトリムタブアノードとロワーユニット下方の大型アノードで、機種によって2〜3個前後になることが一般的です。
内部にもエンジン冷却系などに内部アノードが装備されている場合があり、これらについては専門店での点検・交換がおすすめです。


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