ランニング後に静的ストレッチを行うことで、筋肉の緊張緩和や血行促進、疲労感の軽減などの効果が期待されています。しかし「どれくらい時間をかけるべきか?」という疑問を持つ初心者ランナーは多いはずです。本記事ではストレッチ時間の目安やその理由をわかりやすく解説します。
静的ストレッチとは
静的ストレッチとは、筋肉をじっくりと一定の姿勢で伸ばして保持するストレッチのことです。ゆっくりと筋肉を伸ばすことで血流が促進され、筋肉のリラックスや柔軟性の向上につながります[参照]。
ランニング後は筋肉が温まって柔軟になっている状態なので、静的ストレッチが最も効果的なタイミングです。これに対し、運動前のストレッチは筋力や爆発的な力を弱める可能性があり、運動前は動的ストレッチが推奨されています。
静的ストレッチは無理に長時間行う必要はありませんが、適切な時間を守ることで筋肉の回復を助ける効果が期待できます。
1部位あたりの時間の目安
静的ストレッチの一般的な目安は、1つのストレッチ姿勢につき20〜30秒程度を保持することです。これは筋肉が伸びてリラックスするまでに十分な時間であり、それ以上長く保持しても大きな追加効果はないと言われています[参照]。
20秒未満の短い時間では筋肉が伸びていると感じにくく、逆に60秒以上長く伸ばすと筋肉が冷えてしまい、柔軟性向上への効果が頭打ちになることもあります。
したがって、各ストレッチは20〜30秒を目安に行い、筋肉が気持ちよく伸びていると感じられる範囲で止めましょう。
全体のストレッチ時間の目安
全身の主要な筋肉を対象にストレッチを行う場合、合計で5〜10分程度が無理なく続けられる目安です。これは主要な筋群(ふくらはぎ、ハムストリング、大腿四頭筋、股関節周り)を1つずつ20〜30秒程度伸ばしていく時間の積み重ねによっておおよそ達成できます[参照]。
例えば、ふくらはぎ・ハムストリング・大腿四頭筋・股関節・腰回りなど主要部位をそれぞれストレッチしていくと、全体で10分前後かかるケースが多いです。
時間がない場合でも、特に張りが強い部分だけを重点的に伸ばすことで十分なケアになります。
静的ストレッチを行う理由
静的ストレッチがランニング後に推奨される理由は、主に以下のような効果が期待されるためです。
- 筋肉の緊張を和らげる
- 血流を促進し回復を助ける
- 柔軟性の維持・向上につながる
これらは筋肉が繰り返し収縮したランニング後に特に重要なケアとなります。ただし、ストレッチが筋肉痛そのものを完全に予防するといった強い根拠はないとする意見もありますが、気持ちよさや可動域の回復という感覚的なメリットは多くのランナーが実感しています。
実例:初心者ランナーの静的ストレッチルーティン
例えば、5kmランニング後の静的ストレッチとしては以下のような流れが考えられます。
1. ふくらはぎのストレッチ 20〜30秒
2. ハムストリングのストレッチ 20〜30秒
3. 大腿四頭筋のストレッチ 20〜30秒
4. 股関節ストレッチ 20〜30秒
5. 腰回りのストレッチ 20〜30秒
このように主要筋群を一通りストレッチすることで、筋肉全体の緊張緩和や疲労感の軽減を図ることができます。
まとめ:静的ストレッチの時間と効果
結論として、ランニング後の静的ストレッチは1つのストレッチ姿勢につき20〜30秒程度を目安に行うのが理想的です。主要筋群を伸ばしていくことで、合計5〜10分程度のストレッチルーティンとなります。
長時間にわたって1部位を伸ばす必要はなく、継続して行うことがより重要です。適切な静的ストレッチを取り入れることで、筋肉のリラックスや柔軟性向上、回復の助けになるでしょう。


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