船外機を買い替える時、適切なシャフト長(L/Xなど)を選択することは非常に重要です。特に船体のトランサム高がどこからどこまで測るべきか分からないと、適合しないシャフトが選ばれてしまうリスクがあります。本記事では、トランサム高の正しい測定方法と、L/Xなどのシャフト長の目安についてわかりやすく説明します。
トランサム高とは何か?
トランサム高とは、船尾の板(トランサム)の上端から船底(キール)までの垂直の距離を指します。これは船外機のシャフト長を決める際に最も重要な寸法で、シャフト長が合わないと推進効率の低下やエンジン負荷が増える原因になります。[参照]
正確な測定が必要なため、ものさしやメジャーで船体の中心線上の垂直距離を測りましょう。外側のエッジやデッキ上端の位置ではなく、実際に船外機が装着されるトランサム面を基準にすることが大切です。
シャフト長の呼び方と目安
船外機のシャフト長は略号で表されることが多く、一般的に以下のような目安があります。
・S/ショートシャフト:38~42cm前後(15インチ相当)
・L/ロングシャフト:48~55cm前後(20インチ相当)
・X/エクストラロングシャフト:58~64cm前後(25インチ相当)(メーカーやモデルにより若干の違いあり)[参照]
ご質問の「50〜55cmがL、60〜65cmがX」というイメージは一般的な目安と一致しますが、実際にはメーカーによって若干の基準差があるため、購入前に確認することが大切です。
LとXの違いと選び方
L(ロングシャフト)は中程度のトランサム高の船に向いており、X(エクストラロングシャフト)はトランサム高が高い船や船体が深い場合に適しています。シャフトが短すぎるとスクリュー(プロペラ)が水面に十分浸からず、空転や過熱の原因になりやすいです。[参照]
逆にシャフトが長すぎると水中で抵抗が増え、燃費が悪くなったり最高速が出にくくなったりすることがあります。したがって、トランサム高に合ったシャフト長を選ぶことが性能・燃費・操縦性の面で重要です。
測定時の注意点と実例
トランサム高を測る時は、雨天時の水ラインの位置や荷物の積み過ぎによる船体の沈み込みも考慮しましょう。例えば荷物が多い状態では船尾が下がり、実際の運航時のトランサム高が変わる可能性があります。
また、すでに装着されている外舷機のメーカー指定値や船体の取扱説明書にも推奨シャフト長が記載されている場合があるため、これらの情報も参考にするとより確実です。
まとめ:適切なシャフト長の選び方
結論として、トランサム高は船尾のトランサム板の上端から船底までの垂直距離で測り、その寸法に合わせてシャフト長(L/Xなど)を選ぶ必要があります。一般的な目安では、50~55cm前後でL/ロングシャフト、60~65cm前後でX/エクストラロングシャフトが対応するトランサム高となります。
ただしメーカーにより基準値に差があるため、購入前にメーカー推奨値を確認し、正確な測定を行うことが最も重要です。


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