カーリングでは試合中にチームが残りエンドを全てプレイせずに敗北を認める『コンシード(Concede)』という判断があります。最近の試合でスウェーデンがロコソラーレに6エンドで6点差をつけられ、残り4エンドを残して敗北を宣言したケースがありますが、これは戦略的な判断に基づくものです。
コンシードとは何か
コンシードは、残りエンドを全てプレイしても勝利の可能性が非常に低いと判断した場合に、試合を早期終了させる行為です。主にハイレベルの試合や国際大会で用いられます。
これにより、選手は疲労を抑え、次の試合やトーナメント戦略に備えることができます。また、無駄なショットのリスクを避けることも可能です。
敗北を宣言する点差の目安
コンシードが行われる点差には明確なルールはありませんが、一般的には以下のような傾向があります。
- トップレベルの試合では、残りエンド数を考慮し、3〜4点以上の差がついた場合にコンシードすることが多い。
- 残りエンドが多い場合でも、相手チームが非常に安定しており逆転の可能性が低い場合には、6点差など大きな差で宣言する場合もある。
このため、6エンド時点で6点差となったスウェーデンの判断は、逆転の現実的可能性が低いと判断した結果と考えられます。
レベルの低い試合での違い
アマチュアやレベルの低い試合では、選手は試合経験や練習の観点から全エンドをプレイすることが多いです。点差が大きくても、技術向上や楽しみのためにコンシードを行わない傾向があります。
これは、選手自身が逆転の練習や作戦検証を重視するためです。
具体例と戦略的意図
国際大会やオリンピックなどでは、コンシードは時間効率や体力温存のために行われます。例えば、スウェーデンチームは残り4エンドで6点差の時点で、逆転がほぼ不可能と判断し、無駄なショットを避けるために敗北を宣言しました。
この戦略は、チームの精神的な消耗や次戦への準備も考慮した合理的な判断です。
まとめ
カーリングでのコンシードは、残りエンドや点差、相手チームの実力を考慮した戦略的判断です。ハイレベルな試合では6点差でも残りエンドが多くても敗北を認めることがありますが、レベルの低い試合では全エンドをプレイする傾向があります。
スウェーデンがロコソラーレに6エンドで敗北宣言したのは、逆転の可能性が非常に低く、合理的な判断であったと理解できます。


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