セレストロンNexImage 5は、天体観測や天体写真の撮影に非常に人気のあるカメラですが、ガイド機能を活用してさらに精度の高い天体観測を行いたいという方も多いはずです。そこで、今回はセレストロンNexImage 5を使用してガイドを行う方法について解説します。
セレストロンNexImage 5とは?
セレストロンNexImage 5は、天体観測用のカメラで、主に惑星や月の撮影に特化しています。このカメラは、USB 3.0接続でPCに直接接続して使用することができ、高解像度の画像を簡単に撮影することができます。しかし、天体観測における「ガイド」を行うためには、特別な工夫が必要です。
ガイドとは?
ガイドとは、天体望遠鏡の追尾性能を向上させるための技術です。通常、望遠鏡の追尾性能は完璧ではなく、長時間露光する際には天体が少しずつずれてしまいます。このズレを補正するために、別のカメラを使って「ガイド星」を追いかけ、その情報を元に望遠鏡の位置を微調整します。この方法を「ガイド」と呼びます。
セレストロンNexImage 5を使ってガイドをする方法
セレストロンNexImage 5自体にはガイド機能は内蔵されていませんが、別のガイドカメラを使用し、PCソフトウェアでガイドを行うことができます。ここでは、セレストロンNexImage 5と一緒に使用することができるガイドカメラや、ソフトウェアの設定方法について説明します。
ガイドカメラとPCソフトの選択
まず、ガイド用のカメラを選ぶ必要があります。一般的に使用されるガイドカメラには、オートガイド機能が備わっているものが多く、セレストロンNexImage 5と併用することができます。また、PCソフトウェアで天体の動きをリアルタイムで確認し、望遠鏡を微調整するために必要なソフトウェアとして、PHD2などがよく使われています。これらを組み合わせることで、高精度なガイドが可能となります。
注意点と設定方法
セレストロンNexImage 5を使用してガイドを行う際には、ガイドカメラの選定や望遠鏡の精度に加えて、ガイド星の選定が非常に重要です。また、ガイドを行う際には、望遠鏡の追尾性能やカメラの焦点合わせがしっかりと設定されていることを確認してください。設定ミスや不安定な焦点合わせが原因で、ガイドがうまく機能しないことがありますので、慎重に調整することが求められます。
まとめ
セレストロンNexImage 5はガイド機能を内蔵していませんが、適切なガイドカメラとPCソフトを使うことで、ガイドを行うことができます。天体観測や天体撮影において精度を高めたい方は、ぜひガイド機能を活用し、撮影精度を向上させてください。正しい設定と調整で、より素晴らしい天体写真を撮影することができるでしょう。


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