ゴルフにおいて、自分の体力やスイングスタイルに合ったクラブ選びは、スコア改善だけでなく、ラウンド後の疲労軽減にも直結します。特に40代を迎えたゴルファーにとって、無理のないクラブセッティングは長くゴルフを楽しむための大切な要素です。この記事では、現在のヘッドスピードやスイング傾向、疲労感を踏まえたクラブ選びと、ミスを減らすための練習法について紹介します。
アイアンが重く感じる理由と見直すべきポイント
現在使用しているP770アイアン(モーダス115・Sフレックス)は、操作性や打感に定評がありますが、重量面ではやや体への負担が大きくなることもあります。とくに1日ラウンドすると「振り抜きが悪い」「疲れが残る」といった感覚がある場合、シャフトの見直しが必要かもしれません。
おすすめシャフト候補:
・N.S.PRO 950GH neo(軽量・高弾道・疲労軽減)
・モーダス105(操作性を残しつつ軽量化)
・フジクラMCI 100(カーボン+スチールの中間設計)
また、アイアンヘッドも打ちやすさ重視で再検討してみると良いでしょう。たとえばT200(タイトリスト)は中空構造+広いスイートスポット設計で、やさしさと飛距離性能のバランスが非常に良いモデルです。
ドライバーのミス傾向とシャフト選び
現在のヘッドスピード(45〜47m/s)に対し、SIM2 Max-D(先調子・軽量)の設定はドロー補正が効きすぎている可能性もあります。その結果、意図しないチーピンや右へのプッシュミスが出やすくなっている可能性があります。
おすすめの見直しポイント:
- 中調子シャフトへの変更…スイングプレーンの安定に貢献
- 重量60g前後のシャフト…手元のタイミングを取りやすくなる
候補シャフト:
・ディアマナPD 60S
・ベンタスブルー 6S(ベロコア有無で選択)
・グラファイトデザイン TOUR AD DI 6S
また、ヘッドもやさしさ+安定感を両立するモデルとして、TSi2(タイトリスト)やステルスHD(テーラーメイド)なども検討の価値ありです。
シャフトのバランスを整えることの重要性
ゴルフクラブはセット全体の流れが大切です。ドライバーが軽くて、アイアンが重いと、スイングリズムが乱れ、どちらもミスが増える原因になります。
「ウッドは50g台で先調子、アイアンは115gで元調子」という現在のバランスでは、体がうまく適応できず、違和感や疲労を感じやすくなる傾向があります。シャフトの重さをドライバー〜ウェッジまで徐々に変化させる“フロー設計”を意識することで、より自然なスイングが可能になります。
スイング改善につながるおすすめ練習法
道具だけでなく、スイングの安定も欠かせません。特に以下のような課題がある方には、次の練習法がおすすめです。
●ドライバーでのチーピン・プッシュが多い場合
・シャフトクロスを防ぐための「プレーン確認ドリル」
・右手主導を抑える「左手一本打ち」
・ティーアップを低くしての「芯打ち練習」
●アイアンで振り抜きが悪い・疲れる
・スプリットハンド素振りで「手元の通り道」を矯正
・7番アイアンを半分の力でスイングする“3割打法”練習
これらを地道に続けることで、力みが取れ、よりスムーズに振れるようになります。
まとめ
39歳でヘッドスピードもあり、ゴルフに真剣に取り組まれている方にとって、今のクラブセッティングは「やや重すぎる」「調子が合っていない」可能性があります。特に1ラウンドでの疲労感が大きい場合、クラブバランスとスイングテンポを見直すことが改善への近道です。
ドライバーは中調子かつやや重めに、アイアンはモーダス105や950GH neoなどへの軽量化を視野に入れ、スイングリズムを整える練習を組み合わせることで、より安定したラウンドが期待できます。あなたの次のベストスコア更新に向けて、ぜひ参考にしてください。
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