バスケットボールで「エース」と呼ばれる選手がどのポジションに就くことが多いかという疑問。実は「フォワードだからエースになりやすい」というわけではなく、ポジションごとの役割やチーム構成、プレースタイルによって大きく変わります。この記事では、役割・ポジション・エースになりやすい条件を整理します。
「エース」とは何か—定義と捉え方
「エース」とはチームにおいて得点・リバウンド・守備などで中心的な働きをする選手を指すことが多く、必ずしも「該当ポジション」が決まっているわけではありません。例えばファンの投稿では、「エース=クラッチで勝利を呼び込む頼れる選手」と定義する声もあります。[参照]
このように、「エース」はあくまで役割・期待値・実績に基づく称号であって、ポジション名称が直接決めているわけではありません。
各ポジションの役割を再確認すると…
まず、主要なポジション(PG=ポイントガード、SG=シューティングガード、SF=スモールフォワード、PF=パワーフォワード、C=センター)とそれぞれの一般的な役割を確認します。[参照]
- PG:攻撃を組み立て、ボール運び・パス・コートビジョンに優れる。
- SG:得点機会を多く担う、外・中距離シュート・ドライブを得意とする。
- SF:オールラウンドな働きが求められ、「攻守・外・内」どちらにも対応可能。[参照]
- PF:インサイドに強く、リバウンド・ポストプレー・フィジカルが鍵。
- C:守備の要・リバウンド・インサイド得点の中心。
このように、フォワード(SF/PF)は「得点・守備・リバウンド」と幅広く動けるという特徴があります。[参照]
なぜフォワードが「エース」に見えやすいのか?
ここから、フォワードが「エースに見えやすい」=「エースになりやすい」という印象を持たれやすい背景を整理します。
・フォワード(特にSF)は「得点力+ディフェンス力+リバウンド力」の三拍子を兼ね備えやすく、チームの中心選手になりやすい。
・PF/SFは身体的にもインサイド外回り両方に働ける“万能型”で、得点や守備で目立つ分、「エース」の称号が付きやすい。
・対して、PGやSGでもエースになるケースは多く、たとえばチームの司令塔として得点もアシストもこなすPGがエースになることもあります。
具体例:フォワード以外でも「エース」になった選手たち
例として、PGでありチームのエースと呼ばれた選手を紹介します。PGとして得点・アシスト・ディフェンスでチームを牽引した例です。
また、フォワードがエースになった典型例もあり、いずれも「ポジションではなく役割」がエースを定義していることが読み取れます。
結論:フォワードが多いというより「役割に合致しているから多く見える」
まとめると、バスケットボールチームで「エース」と言われる選手のポジションは必ずしもフォワードであるとは言えません。ただし、フォワードというポジションがエースになりやすい条件(得点・守備・リバウンド)を満たしやすいため、結果的にフォワードが目立つケースが多いというのが実情です。
したがって、「エース=フォワード」という固定観念は注意が必要です。チーム編成・戦術・選手の資質を見れば、PG・SG・PF・Cいずれのポジションからもエースは生まれ得ます。自身のチームにおけるエース像を捉える際も「その選手の動き」「役割」「期待されている機能」に着目してみましょう。


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