富士見パノラマリゾートでの体験を通して、ハードテールの100mmトラベルでは、初級コースのライディングがとても楽しいことが分かりましたが、サスペンションのストロークに制限を感じる場面もあったとのことです。今後、さらに楽しさを広げるために、トラベル量の増加を検討している方に向けて、トレックのロスコ8(140mmトラベル)の性能とその違いについてご紹介します。
1. ハードテールとフルサスの違い
まず、ハードテールとフルサスペンションの違いを理解しておくことが重要です。ハードテールは前輪のみサスペンションがあるタイプで、軽快感があり、登りや舗装路では非常に優れた走行性能を発揮します。対して、フルサスペンションは前後にサスペンションが搭載され、特にダウンヒルや荒れた道での安定感や衝撃吸収に優れています。
今回のように、ハードテールに比べてフルサスペンションのほうが少し重たく、登りでは不利かもしれませんが、下りでの快適さが格段に向上します。100mmのストロークを超えて、もっとダウンヒル向けのサスペンションを選ぶことで、全体の安定性を向上させることができます。
2. トレックロスコ8の140mmトラベルの特徴
トレックのロスコ8は、140mmのトラベルを持つフルサスペンションバイクで、これにより非常に高い衝撃吸収性能を持っています。これが100mmのハードテールと比べてどのように変わるかというと、まず下り坂の安定性が劇的に向上します。特に荒れた路面や障害物を乗り越える際に、サスペンションがしっかりと吸収し、ライダーはよりスムーズにコースを進むことができます。
さらに、140mmのトラベルはハードテールと比べて大きなストロークを提供し、ライディング時の安定感やコントロール性が向上します。特にダウンヒルやテクニカルなセクションでの快適さが段違いです。
3. 初級コースでも楽しめるか?
トレックロスコ8のようなフルサスペンションバイクは、初級コースでも十分に楽しむことができます。トラベル量が多いからといって、初級コースで不安定になるわけではありません。むしろ、140mmトラベルは、衝撃を吸収する能力が高いため、初級コースでも安心して走行することが可能です。
もちろん、トレックロスコ8のフルサスペンションはダウンヒルに強いという特性がありますが、軽快感を求める方にも適応できるバイクです。特に下りを多く含むコースで、その性能を存分に発揮します。
4. どのトラベル量を選ぶべきか?
100mmと140mmでは、サスペンションの性能や走行感に大きな差がありますが、どちらを選ぶかはライダーの目的によります。もし、初級コースのみを楽しむ予定であれば、100mmでも十分に楽しめます。ただし、少しでもテクニカルなコースやダウンヒルを楽しみたいのであれば、140mmのトラベルを選んだほうが安全で快適です。
また、今後コースの難易度を上げる可能性があるのであれば、トレックロスコ8のような140mmのフルサスペンションを選ぶことで、将来のライディングにも対応できるバイクを手に入れることができます。
5. まとめ:トレックロスコ8のメリットと選び方
トレックロスコ8の140mmトラベルは、ハードテールに比べてダウンヒルでの安定性やコントロール性を大きく向上させます。初級コースでも楽しめる性能を持ち、将来的にはよりテクニカルなコースにも対応できるバイクです。軽快感を求める方にも適応できるため、どのレベルのライダーでも満足できる選択肢となるでしょう。
自分に合ったトラベル量を選ぶことで、さらに楽しいライディングが実現できます。初級コースにとどまらず、少しでもチャレンジを楽しみたい方には、トレックロスコ8のようなフルサスペンションバイクをおすすめします。
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