山にミシュランが付くのはなぜ?実はグルメだけじゃないミシュランガイドの意外な歴史

登山

「ミシュラン」と聞くと、高級レストランや星付き料理店を思い浮かべる人はかなり多いです。

そのため、「山にミシュランが付いている」と聞いて不思議に感じる人も少なくありません。

しかし実は、ミシュランは最初から“料理専門の評価本”だったわけではありません。

そもそもミシュランはタイヤ会社

まず意外と知られていませんが、ミシュランはフランスのタイヤメーカーです。

現在でも自動車タイヤで有名な企業として世界的に知られています。

1900年頃、自動車旅行をもっと広めたいという目的から、「旅行ガイド」を配布したのがミシュランガイドの始まりでした。

当時のガイドには、。

  • 道路情報
  • ガソリンスタンド
  • 宿泊施設
  • 観光地
  • レストラン

などが掲載されていました。

つまり、最初は“車で旅を楽しむための総合ガイド”だったのです。

レストランだけでなく観光地も評価対象だった

現在のミシュランガイドはグルメの印象が強いですが、観光地評価も昔から存在しています。

特に「ミシュラン・グリーンガイド」は、観光地や自然景観を評価する旅行ガイドとして知られています。

山や寺社、街並みなども評価対象です。

ガイド種類 内容
レッドガイド レストラン・ホテル
グリーンガイド 観光地・自然・旅行地

そのため、有名な山や景勝地に「ミシュラン三つ星」が付くこともあります。

山に付く「ミシュラン三つ星」は料理とは意味が違う

山に付くミシュラン評価は、レストラン評価とは少し意味が異なります。

観光地向けのミシュランでは、。

  • ★=興味深い場所
  • ★★=寄り道する価値がある
  • ★★★=そのために旅行する価値がある

という基準が使われています。

例えば富士山や高尾山などが海外観光客向けガイドで高評価を受けたこともあります。

つまり、「料理が美味しい山」という意味ではありません。

なぜ山まで評価するようになったのか

ミシュランは元々“旅を楽しむためのガイド”なので、自然景観との相性が良かったと言われています。

特にヨーロッパでは、ドライブ旅行や観光ルート文化が強く、景色そのものが重要な観光資源でした。

その流れで、。

  • 山岳地帯
  • 渓谷
  • 海岸線
  • 歴史都市

なども評価対象として発展していったのです。

日本でも自然景観や観光地が海外向けガイドに掲載されるようになりました。

高尾山がミシュランで有名になった理由

日本で「山とミシュラン」の話題として有名なのが高尾山です。

東京都内からアクセスしやすく、自然・登山・文化が揃っている点が高評価につながったと言われています。

特に海外観光客から見ると、。

  • 都市近郊で本格自然を体験できる
  • ケーブルカーがある
  • 寺社文化もある
  • 登山初心者でも行きやすい

などが魅力になっています。

「山なのにミシュラン?」と驚く人が多かったため、かなり話題になりました。

料理ガイドだけだと思われやすい理由

現在はテレビやSNSで星付きレストランが注目される機会が多いため、「ミシュラン=グルメ」という印象が強くなっています。

実際、日本ではレストランガイドの知名度が圧倒的です。

そのため、観光地評価の存在を知らない人も珍しくありません。

ですが本来のミシュランは、「旅を豊かにする情報」を扱うブランドとして発展してきた歴史があります。

まとめ

山にミシュランが付くのは、ミシュランが元々“旅行ガイド”として始まったからです。

レストランだけでなく、観光地や自然景観も評価対象に含まれています。

特に山の評価は、。

  • 景観
  • 観光価値
  • アクセス性
  • 文化的魅力

などを総合的に見て決められています。

つまり「料理の星」と「観光地の星」は、同じミシュランでも意味が少し違うのです。

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