MLB中継を見ていると、攻守交替のタイミングでピッチャーがマウンド付近に置かれたボールを自然に手に取る場面があります。
また、外野フライでチェンジになった際に、外野手が観客席へボールを投げ入れる光景もよく見られます。
「ボールは足りなくならないのか?」「誰がマウンドへ置いているのか?」と疑問に感じる人も多いでしょう。
実はMLBでは、試合球の管理や交換が非常にシステム化されています。
マウンド上のボールは誰が置いているのか
攻守交替時にマウンド付近へ新しいボールを置いているのは、主に球審やボールボーイ、審判補助スタッフです。
MLBでは、使用済みボールやファウルボールが頻繁に交換されるため、試合中には大量のボールが準備されています。
守備側の投手がグラウンドへ戻る前後に、スタッフが自然に新球を渡したり、マウンド周辺に置いたりしています。
テレビ中継では映らないことも多いですが、裏では常にボール管理が行われています。
MLBでは1試合で大量のボールを使う
MLBでは1試合で100球以上、場合によっては200球近く使用されることもあります。
理由は、少しでも汚れたり傷が付いたりしたボールをすぐ交換する文化があるためです。
特に以下のような場合は、新しいボールに交換されやすくなります。
- ファウルで客席に入った時
- 地面で汚れた時
- 打球痕が付いた時
- 投手が感触を嫌がった時
そのため、ボール不足になる心配はほとんどありません。
外野手が観客席へ投げ込むボールはどうなる?
MLBでは、外野手がアウト後に観客へボールをプレゼントする文化が根付いています。
特にスリーアウトチェンジ時には、ファンサービスとして客席へ投げ込む光景がよく見られます。
その場合でも、新しい試合球がすぐ補充されるため問題ありません。
実際には、ベンチ裏や審判側に大量の予備ボールが用意されています。
試合球は事前に“準備”されている
MLBの試合球は、ただ箱から出して使うわけではありません。
開封後に専用の泥で表面をこすり、滑りにくくする工程があります。
これは「レナ・ブラックバーン泥」と呼ばれる有名な泥で、MLBでは長年使用されています。
そのため、試合開始前には大量のボールが“使用可能状態”として準備されています。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 開封 | 新品ボールを準備 |
| 泥付け | 滑り止め加工 |
| 保管 | 審判・スタッフ側で管理 |
NPBとMLBで少し文化が違う
日本プロ野球でもボール交換は頻繁ですが、MLBは特に交換数が多いことで知られています。
また、観客へボールを投げ入れる頻度もMLBの方が高い傾向があります。
MLBでは「試合球を持ち帰る体験」も観戦文化の一部として定着しています。
そのため、選手も自然にスタンドへボールを投げるケースが多いのです。
なぜ投手は新しいボールを好むのか
投手はボールの感触に非常に敏感です。
縫い目の感触や表面状態によって、変化球のかかり方や握りやすさが変わるためです。
特にMLBは球速が速く回転数も重要視されるため、少しの違和感でも交換を求めることがあります。
そのため、攻守交替時に自然と新しいボールが渡される光景が生まれています。
まとめ
MLBで攻守交替時にマウンドへ置かれているボールは、審判やボールボーイなどのスタッフが準備しています。
また、外野手が観客席へボールを投げ入れても、試合用ボールは大量に用意されているため問題ありません。
MLBでは試合球交換が非常に頻繁で、1試合に100球以上使われることも珍しくありません。
こうした細かな運営やファンサービスも、MLBならではの観戦文化の一つと言えるでしょう。


コメント