大相撲の力士やプロレスラーはなぜ糖尿病にならない?肥満でも健康に見える理由を解説

大相撲

大相撲の力士やプロレスラーを見ると、一般的な基準では肥満に分類されるほど大きな体格の選手が多くいます。そのため「なぜ糖尿病にならないのか」「あれだけ食べて健康なのか」と疑問に思う人も少なくありません。実は、力士やプロレスラーは一般的な肥満の人とは身体の状態が大きく異なります。ただし、全く糖尿病にならないわけではなく、引退後に健康上の問題を抱えるケースもあります。

力士やプロレスラーは本当に糖尿病にならないのか

結論から言うと、力士やプロレスラーも糖尿病になることがあります。

現役時代は大量の運動によって血糖値がコントロールされやすいため、一般的な肥満者よりリスクが低い場合がありますが、糖尿病を完全に防げるわけではありません。

実際には元力士や元プロレスラーの中に糖尿病や高血圧、心疾患を患った人も存在しています。

一般的な肥満との大きな違い

力士やプロレスラーの体は、脂肪だけでなく大量の筋肉によって構成されています。

筋肉は血液中のブドウ糖を消費するため、筋肉量が多い人ほど血糖値を下げやすい傾向があります。

項目 一般的な肥満 力士・プロレスラー
運動量 少ないことが多い 非常に多い
筋肉量 少なめ 非常に多い
基礎代謝 低め 高い
血糖消費量 少ない 多い

つまり体重が同じでも、体の中身は大きく異なるのです。

相撲の稽古やプロレスの練習は想像以上に過酷

力士は毎日の稽古で四股、すり足、ぶつかり稽古などを何時間も行います。

プロレスラーもウェイトトレーニング、有酸素運動、受け身練習など非常に高い運動量をこなしています。

例えば一般の人が1時間歩いて消費するカロリーを、力士やプロレスラーは短時間の激しい練習で大きく上回ることがあります。そのため大量に食事をしてもエネルギーとして消費されやすいのです。

それでも健康リスクは存在する

現役中は問題がなくても、引退後に運動量が減ることで健康状態が変化することがあります。

現役時代と同じ食事量を続けたり、体重が急激に増加したりすると糖尿病や高血圧のリスクが高まります。

実際に元力士や元プロレスラーの中には、糖尿病や心血管疾患の治療を受けたケースも報告されています。

つまり「大きな体だから健康」というわけではなく、継続的な運動が健康維持に大きく貢献しているのです。

内臓脂肪と皮下脂肪の違いも重要

糖尿病のリスクを高めるのは主に内臓脂肪です。

力士は皮下脂肪も多いですが、同時に筋肉量が非常に高く、現役中は運動によって内臓脂肪が抑えられているケースがあります。

もちろん個人差はありますが、一般的な運動不足による肥満とは体脂肪の付き方が異なる場合が多いと考えられています。

まとめ

大相撲の力士やプロレスラーが糖尿病になりにくいと言われる理由は、大量の筋肉と圧倒的な運動量にあります。

しかし、決して糖尿病にならないわけではなく、現役中でも発症する可能性はありますし、引退後にはリスクが高まることもあります。

体重の数字だけで健康状態は判断できません。力士やプロレスラーの健康を支えている最大の要因は、日々の厳しいトレーニングと高い身体活動量にあると言えるでしょう。

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