昭和プロレスを語るうえで欠かせない要素の一つが入場テーマ曲です。現在では選手ごとに専用テーマを持つのが当たり前ですが、日本プロレスや全日本プロレスの時代には徐々に定着していきました。特にジャイアント馬場の「NTVスポーツテーマ」とストロング小林の「ストロング・ハッグ」は多くのファンの記憶に残る名曲として知られています。しかし、実際にいつから使用されたのかについては資料によって記述が異なる場合もあり、正確な特定が難しいテーマでもあります。
ジャイアント馬場とNTVスポーツテーマの関係
ジャイアント馬場の代名詞とも言える「王者の魂」は後年のテーマとして有名ですが、それ以前には日本テレビのスポーツ番組で使用されていた「NTVスポーツテーマ」が入場時に流されていました。
当時は現在のように正式なテーマ曲管理が徹底されていたわけではなく、テレビ中継の演出の一環として使用されるケースも多く見られました。
そのため、特定の試合を境に完全に使用開始されたというよりは、1970年代前半から日本テレビ中継において徐々に定着したと考えられています。
なぜNTVスポーツテーマが馬場の象徴になったのか
ジャイアント馬場は日本プロレス時代から全国的人気を誇り、日本テレビのプロレス中継とも深い関係がありました。
そのため、スポーツ中継で使用されていたテーマ曲が馬場の登場シーンと結び付けられ、多くのファンにとって「馬場=NTVスポーツテーマ」というイメージが形成されていったのです。
テーマ曲そのものが選手のブランドになる先駆的な例だったとも言えるでしょう。
ストロング小林とストロング・ハッグとは
ストロング小林は国際プロレスを代表するスター選手であり、その豪快なファイトスタイルで人気を集めました。
「ストロング・ハッグ」は彼の代名詞として知られるテーマ曲ですが、こちらも使用開始時期について明確な公式記録が残っているわけではありません。
一般的には国際プロレスのエースとして活躍していた1970年代前半から中盤にかけて定着したとされ、多くの映像資料でも確認できます。
昭和プロレスにおける入場曲文化
現在のプロレスでは入場曲が選手のキャラクターを表現する重要な要素ですが、昭和の時代はテレビ番組のテーマ曲や既存楽曲が使用されることも少なくありませんでした。
| 選手 | 代表的テーマ | 特徴 |
|---|---|---|
| ジャイアント馬場 | NTVスポーツテーマ | テレビ中継と強く結び付いた楽曲 |
| ストロング小林 | ストロング・ハッグ | 豪快なファイトを象徴 |
| アントニオ猪木 | 炎のファイター | 現在も語り継がれる名曲 |
こうしたテーマ曲は選手そのもののイメージ形成に大きな役割を果たしました。
資料によって異なる使用開始時期
プロレス史研究においては、当時の映像や雑誌記事を検証してもテーマ曲の初使用日を断定できないケースが少なくありません。
特に1970年代以前は記録が完全ではなく、地方大会とテレビ中継でも演出が異なることがありました。
そのため「いつどの試合から」という問いに対しては、現存資料では厳密な断定が難しい場合があることも理解しておく必要があります。
まとめ
ジャイアント馬場のNTVスポーツテーマとストロング小林のストロング・ハッグはいずれも昭和プロレスを代表する名入場曲です。ただし、現在確認できる資料では「この試合から正式使用開始」と断定できる記録は限られています。一般的にはジャイアント馬場は1970年代前半からNTVスポーツテーマが定着し、ストロング小林も1970年代前半から中盤にかけてストロング・ハッグを使用していたと考えられています。昭和プロレスの歴史を振り返る際には、こうしたテーマ曲も大きな魅力の一つと言えるでしょう。


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