卓球でペンホルダーからシェイクハンドへ移行した際、「サーブだけは以前のペンホルダー握りの方が回転がかかるため、サーブ後に持ち直してプレーしている」という悩みは珍しくありません。実際に競技レベルでも握りを一時的に変える工夫をしている選手は存在し、その是非や実用性については議論の余地があります。本記事では、そのような握り替えサーブの考え方と実戦での扱いについて整理します。
シェイクハンド移行後にサーブだけペンに戻す選手はいるのか
結論から言うと、完全に固定されたフォームではなく「状況によって握りを微調整する選手」は一定数存在します。
特に元ペンホルダー選手や、サービスの回転量を重視する選手は、サーブ時のみ指の使い方を変えて回転を強化するケースがあります。
ただし、現代卓球の主流ではラケットの握りを完全に変えるよりも、シェイクのまま角度や手首の使い方で調整する傾向が強いです。
サーブ時に握りを変えるメリット
ペンホルダー的な握りに一時的に戻すことで、ラケット角度が作りやすくなり、薄い当たりで強い回転をかけやすくなります。
また、指の可動域が広がるため、いわゆる「巻き込み系サーブ」や細かい回転変化を出しやすいという利点があります。
これにより、サーブの質だけを見ると一時的な握り変更は有効な場合があります。
サーブ後の持ち直しが難しい理由
最大の問題は、ラリーへの移行速度が遅くなる点です。
サーブ直後は相手のレシーブがすぐ返ってくるため、その間にグリップを変える時間があると反応が遅れやすくなります。
さらに、持ち直し動作そのものが無意識の癖になり、安定した構えに戻るまでのラグが生じるリスクもあります。
実戦での現実的な運用方法
多くの上級者は「握りを完全に変える」のではなく、「シェイクのまま指圧や親指の位置を調整してサーブを強化する」方法を選びます。
例えば、サーブ時だけ人差し指を深めに入れて回転を強め、ラリー時には自然に通常の握りへ戻すといった方法です。
この方がプレーの一貫性が保たれ、反応速度も落ちにくくなります。
おすすめの考え方
技術的には工夫として成立するものの、試合全体で見ると「握り替えによる遅延リスク」の方がデメリットになることが多いです。
そのため、まずはシェイクハンドのままサーブ回転を強化する練習を優先し、それでも物足りない場合に限定的な握り調整を取り入れるのが現実的です。
安定性と再現性を重視するほど、シンプルなグリップ維持が有利になります。
まとめ
サーブ時だけペンホルダー握りに近い形へ戻す工夫は実際に行う選手もいますが、現代卓球では主流ではありません。
回転強化というメリットはあるものの、持ち直しによるタイムロスやミスのリスクも大きくなります。
そのため、基本はシェイクハンドのままサーブ技術を高める方向性が推奨され、握り替えは補助的な選択肢として考えるのが適切です。


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