ナイフなどで刺された時は抜くべき?抜かないべき?応急処置で知っておきたい正しい対応

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ナイフなどの刃物が刺さる事故や事件に遭遇した場合、「刺さった物をすぐ抜いた方がいいのか」「そのまま触らない方がいいのか」と迷う人は少なくありません。しかし、刺さった異物への対応を誤ると、出血量が増えたり、状態を悪化させたりする危険があります。

この記事では、刃物などが体に刺さった場合の基本的な考え方や、救急車を呼ぶまでに行うべき対応、避けるべき行動について解説します。

刺さったナイフなどは基本的に抜かない

体にナイフなどの異物が刺さっている場合、基本的には自分で抜かないことが重要です。

刺さった刃物は、場合によっては傷口を一時的にふさいでいる状態になっています。抜いてしまうと、内部で損傷していた血管から急激に出血する可能性があります。

例えば、腕や脚に刃物が刺さっている場合でも、見た目以上に深い場所で血管や神経が傷ついていることがあります。無理に抜くことで、その部分をさらに傷つける危険があります。

なぜ刺さった物を抜くと危険なのか

刃物によるケガでは、外側の傷だけではなく、体の内部でどのような損傷が起きているかが重要です。

刺さった物が残っていることで、出血がある程度抑えられている場合があります。その状態で急に抜くと、血液が一気に流れ出す可能性があります。

また、刺さった刃物を動かすこと自体が、周囲の組織や臓器への追加のダメージにつながることがあります。

刺された人を発見した時に行うべき対応

刺さった物が残っている場合は、まず安全を確保し、救急車を要請することが大切です。

可能であれば、周囲の人に119番通報を依頼し、本人はできるだけ安静にします。刺さった物を押したり、動かしたりしないよう注意します。

例えば胸や腹部などに刃物が刺さっている場合は、特に緊急性が高いため、無理に姿勢を変えず救急隊の到着を待つことが重要です。

刺さった物が抜けてしまった場合の対応

事故などで刺さった物がすでに抜けてしまっている場合は、出血への対応が必要になります。

清潔な布やガーゼなどで傷口を覆い、強く押さえることで出血を抑えることができます。ただし、傷が深い場合や出血が止まらない場合は、すぐに医療機関で処置を受ける必要があります。

大量の出血、意識がもうろうとしている、呼吸が苦しいなどの症状がある場合は、一刻を争う可能性があります。

刺された時にやってはいけないこと

刃物が刺さった状態で避けるべき行動はいくつかあります。

  • 刺さったナイフや異物を無理に抜く
  • 刺さった物を動かす
  • 傷口を確認するために何度も触る
  • 自分で傷を洗浄しようとして強く刺激する

特に「抜いた方が楽になるのでは」と考えてしまうことがありますが、外見だけで判断することは危険です。

救急処置では、傷の状態を悪化させないことが重要になります。

部位によって危険度は大きく異なる

同じ刺し傷でも、刺された場所によって危険性は大きく変わります。

腕や脚でも血管や神経が損傷する可能性がありますが、胸部、腹部、首などは重要な臓器や大きな血管が存在するため、特に注意が必要です。

例えば腹部への刺し傷は、外から見える出血が少なくても内部で出血している場合があります。そのため、見た目だけで軽傷と判断しないことが大切です。

まとめ|刺さったナイフは自己判断で抜かず救急対応を優先する

ナイフなどが体に刺さった場合、基本的には刺さった物を自分で抜かないことが重要です。

抜くことで大量出血やさらなる損傷につながる可能性があるため、まずは安全確保、救急要請、安静を優先します。

刃物によるケガは、見た目以上に危険な状態になっていることがあります。正しい知識を持ち、緊急時には専門家による処置につなげることが命を守る行動になります。

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