アルミボートのトランサム(船尾)の補強は、特にカートップでの運搬時に重要です。ドーリー固定部がベコベコになってしまう問題を解決するために、どのように補強すれば良いのかについて、具体的な方法を説明します。
1. トランサム補強の基本的な考え方
アルミボートのトランサム部分は、荷物の準備や水辺への移動の際に負荷がかかりやすい部分です。そのため、適切な補強を施すことで、長期間の使用に耐えられるようになります。補強方法としては、補強板を内外に取り付ける方法が効果的です。
補強には、強度のある材料を使用することが重要で、特にトランサム部分は負荷がかかりやすいため、補強材を選ぶ際には耐久性を重視する必要があります。
2. コンパネを使った補強方法
コンパネ(合板)は補強材としてよく使われますが、強度が求められる場所には十分な厚みのものを選ぶことが大切です。コンパネをトランサムの内側に固定することは基本的な補強方法ですが、外側にもコンパネを貼り付けてサンドイッチ状にすることで、より強度を増すことができます。
内外両方にコンパネを取り付ける場合、ボートのトランサムの形状に合わせて切り抜き、ぴったりとフィットさせることがポイントです。また、補強部分の隙間がないようにしっかりと接着剤やネジで固定すると、強度がさらに向上します。
3. 補強材の広い面積での適用
補強を行う際、補強材はできるだけ広い面積をカバーするようにすると、負荷が均等に分散されて効果的です。狭い範囲だけを補強するよりも、広い範囲で補強を行うことで、トランサム全体の強度を高めることができます。
コンパネを使用する場合、可能であればボートのトランサムの形状に合わせて複数の板を組み合わせて使用することで、より強固な補強が実現します。
4. 他の補強材や方法の選択肢
コンパネ以外にも、アルミ板やFRP(繊維強化プラスチック)などの強度が高い素材を補強材として使用する方法もあります。特に、耐水性が求められる部分では、FRPやアルミ板がより効果的です。
また、ボートのトランサムに補強材を取り付ける際には、適切な接着剤や金具を使用してしっかりと固定することが重要です。特に、水中での使用を考慮して、防水性の高い接着剤を選ぶことをお勧めします。
5. まとめ
アルミボートのトランサム部分の補強は、特に負荷がかかりやすい部分に適切な材料と方法で補強を施すことで、長期間にわたって安全に使用できます。コンパネを使った補強は効果的ですが、補強材の面積を広くカバーすることや、耐久性の高い素材を選ぶことが大切です。必要に応じて、FRPやアルミ板などを併用することで、より強固な補強を行うことができます。
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