自転車のパーツを組み合わせる際、互換性は非常に重要なポイントです。特に、10速のボスフリースプロケットとシマノのティアグラST-Iレバー(ST-4700)を組み合わせる場合、その互換性について詳しく解説します。
ボスフリーとカセットスプロケットの違い
まず、ボスフリーとカセットスプロケットの基本的な違いを理解することが重要です。ボスフリーは、ギア側にフリー機構があり、ホイール側にはフリー機構がありません。一方、カセットスプロケットは、ホイール側にフリー機構があり、ギア側にはフリー機構がありません。この構造の違いにより、ボスフリー用のスプロケットはカセットスプロケットと互換性がないため、直接的な交換はできません。
ティアグラST-Iレバーの仕様と互換性
シマノのティアグラST-Iレバー(ST-4700)は、10速のロードバイク用STIレバーです。ティアグラST-Iレバーは、シマノの他の10速コンポーネント(例えば、105やアルテグラ)と同様に、カセットスプロケットを前提とした設計となっています。そのため、ボスフリー用のスプロケットとは互換性がありません。
ボスフリーからカセットスプロケットへの変更方法
ボスフリーからカセットスプロケットへの変更を検討する場合、以下の点を考慮する必要があります。
- ホイールの交換:ボスフリー用のホイールはカセットスプロケットに対応していないため、ホイール自体の交換が必要です。
- フリーボディの互換性:ホイールのフリーボディがカセットスプロケットに対応しているか確認する必要があります。
- リアディレイラーの調整:カセットスプロケットへの変更に伴い、リアディレイラーの調整や交換が必要となる場合があります。
これらの変更を行うことで、ティアグラST-Iレバーと10速のカセットスプロケットを組み合わせることが可能となります。
まとめ
10速のボスフリースプロケットとシマノのティアグラST-Iレバー(ST-4700)は、構造上の違いから直接的な互換性はありません。ボスフリーからカセットスプロケットへの変更を検討する場合、ホイールの交換やフリーボディの互換性の確認、リアディレイラーの調整など、いくつかの要素を考慮する必要があります。これらの変更を適切に行うことで、ティアグラST-Iレバーと10速のカセットスプロケットを組み合わせることが可能となります。
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