村上宗隆のメジャー移籍は2025年オフが濃厚か？最新動向と注目ポイントを解説

東京ヤクルトスワローズの主砲、村上宗隆選手のメジャーリーグ移籍に関する動向が注目を集めています。彼の移籍時期や契約内容、現在のコンディションについて、最新の情報をもとに詳しく解説します。

2025年オフのメジャー移籍が有力視される理由

村上選手は2025年2月に25歳を迎えるため、MLBの「25歳ルール」により、ポスティング制度を利用して移籍する際の制限を受けません。このため、2025年シーズン終了後の移籍が現実的な選択肢とされています。

実際、2024年12月の契約更改時には「日本でやる最後のシーズンになる」と語り、メジャー挑戦への意欲を示しました。球団側もポスティング制度を利用した移籍を容認しており、移籍に向けた準備が進められています。

しかし、2025年シーズンに入り、村上選手は上半身のコンディション不良、特に脇腹の痛みに悩まされ、1軍での出場はわずか1試合にとどまっています。4月17日の阪神戦で復帰したものの、スイング時の痛みで再び登録抹消となりました。

この長期離脱により、メジャー挑戦を1年延期する可能性が浮上しています。関係者によると、村上選手サイドは無理をして今オフに移籍するよりも、コンディションを万全にしてから挑戦することを検討しているとのことです。

米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーモアズ」は、村上選手が今オフのFA選手ランキングで4位にランクインしたと報じています。同サイトは、村上選手が「NPBからMLBへ移籍した選手の中で、最も高額なレベルの契約を結ぶ可能性がある」と評価しています。

具体的には、2億ドル（約285億円）以上、あるいは3億ドル（約429億円）以上の契約を勝ち取る可能性もあるとされています。これは、2023年オフにドジャース入りした山本由伸投手の契約額を上回る可能性を示唆しています。

村上選手の守備位置については、三塁手としての獲得を希望する球団が現れるかどうかは不透明で、場合によっては一塁や外野、指名打者への転向を強いられる可能性もあります。

また、打撃面では、93マイル（約150キロ）以上の速球に対する打率が.154にとどまっており、空振りの問題も指摘されています。これらの課題を克服することが、メジャーで成功するための鍵となるでしょう。

村上宗隆選手のメジャー移籍は、2025年オフが有力視されていますが、コンディション不良により延期の可能性も浮上しています。焦らずに万全の準備を整え、メジャーでの成功を目指してほしいものです。