ワイヤー式のアルテグラ11sを使用していて、RDから「チャリチャリ」音がする場合、いくつかの原因が考えられます。音が発生する原因を特定し、正しい調整方法を理解することで、この問題を解決できます。本記事では、チャリチャリ音の原因と、それを防ぐための調整方法について詳しく説明します。
チャリチャリ音の原因とは?
「チャリチャリ」と音が鳴る原因は様々ですが、最も多いのは以下のようなものです。
- シフトケーブルの緩み:ケーブルが緩んでいると、変速がうまくいかず、音が発生することがあります。
- RD(リアディレイラー)の調整不足:RDの位置が適切でない場合、ギアがうまくかみ合わず音が鳴ります。
- ディレイラーガイドプーリーの汚れ:プーリーが汚れていると、スムーズに動かず、音が発生することがあります。
- ギアのチェーンの磨耗:チェーンが摩耗していると、ギアとの接触が悪くなり、音が鳴ることがあります。
調整方法:シフトケーブルとディレイラーの調整
まずは、シフトケーブルが適切に張られているか確認しましょう。ケーブルが緩んでいる場合は、ケーブルの張り具合を調整し、スムーズな変速を目指します。また、RDの位置がずれている場合は、ディレイラーのアジャスターで位置を調整します。
具体的には、変速がうまくいかないギアのチェーンとギアがしっかり噛み合うように、リアディレイラーを調整します。このとき、RDのプーリーが大きなギアにかかる際、チェーンとギアの接触が滑らかになるようにすることが重要です。
ディレイラーガイドプーリーとチェーンのチェック
次に、ディレイラーガイドプーリーをチェックしましょう。ガイドプーリーが汚れている場合、クリーンにすることでスムーズな変速が得られます。特に、砂や泥が溜まりやすい部分なので、定期的に清掃を行うことが推奨されます。
また、チェーンの状態を確認しましょう。チェーンが摩耗していると、ギアとの接触が悪くなり音が鳴ることがあります。もし摩耗が進んでいるようであれば、チェーンの交換を検討してください。
調整をしても音が解消しない場合の対処法
調整後にも音が解消しない場合は、ディレイラー自体の故障やケーブルの劣化が原因かもしれません。その場合は、ケーブルの交換や、ディレイラーの部品交換を行う必要があるかもしれません。
また、ホイールの状態や、ハブのメンテナンスも影響を与えることがあるため、ホイールのチェックもおすすめです。
まとめ
ワイヤー式アルテグラ11sの「チャリチャリ」音は、シフトケーブルの緩みや、ディレイラーの調整不足、ガイドプーリーやチェーンの摩耗などが原因で発生することがあります。まずはシフトケーブルとディレイラーを調整し、ガイドプーリーやチェーンの状態も確認しましょう。それでも解決しない場合は、部品交換を検討する必要があるかもしれません。定期的なメンテナンスを行うことで、快適な走行が実現できます。
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