シティサイクルのBB(ボトムブラケット)リテーナーが破損した場合、どのように対処すべきかは悩むところです。特に、リテーナーを使わずに玉だけで組み立てる方法が紹介されることがありますが、その際に必要なサイズや注意点についてはよく分からないことも多いです。本記事では、BBリテーナー破損時に玉のみで組み立てる方法と、その際に選ぶべき玉のサイズについて詳しく解説します。
BBリテーナーが破損した際の影響と対処法
BBリテーナーは、ボトムブラケット内の玉を正しい位置に保持するための重要な部品です。リテーナーが破損していると、ガタガタとした異音が発生し、走行に支障をきたします。これが発生した場合、まず最初にリテーナーの破損を確認し、その状態を改善するために対処する必要があります。
一時的にリテーナーを取り外して玉をそのままで使用する方法もありますが、この方法にはいくつかの注意点が存在します。リテーナーがないと、玉が偏ったり、劣化が早く進む可能性があるため、早めに修理することをおすすめします。
リテーナーなしで玉のみを使う場合のサイズ選び
リテーナーなしで玉を使用する場合、重要なのは玉のサイズと数量です。通常、リテーナーには玉が9個、11個など、複数の玉が均等に配置されており、それによって回転のスムーズさが確保されています。リテーナーなしで玉だけを使用する場合、玉のサイズが適切であるか、また玉の個数が適切であるかを確認する必要があります。
例えば、リテーナーが9個の玉を保持している場合、リテーナーなしで11個の玉を使うと、サイズが小さくなり、玉の位置がずれたり、過剰に圧力がかかる可能性があります。サイズを選ぶ際には、元のリテーナーで使用していた玉のサイズを基準に、できるだけ近いサイズを選ぶことが大切です。
リテーナーを使用しない場合の注意点
リテーナーを使用しないで玉だけを使用する場合、玉の間隔が均等であることが重要です。間隔が不均等だと、回転がスムーズに行かず、さらに異音が発生することがあります。さらに、玉の摩耗が早く進み、長期間使用するには不安定になる可能性もあります。
そのため、リテーナーなしで玉を使用する場合は、定期的に玉の状態をチェックし、必要に応じて交換することを心掛けましょう。
BBリテーナーの交換方法と修理のタイミング
BBリテーナーの破損が発覚した場合、最終的にはリテーナーを交換することをお勧めします。リテーナーは安価で交換が簡単な部品であり、BB全体を交換するよりも手軽に修理できます。
交換のタイミングとしては、走行中にガタガタ音がするようになった場合や、異常を感じたときが目安となります。また、リテーナーを交換する際には、玉の状態もチェックし、必要であれば玉も交換することを検討しましょう。
まとめ
BBリテーナーが破損した場合、一時的に玉だけで組み立てることは可能ですが、リテーナーを使用した方が回転がスムーズで、長期的な使用にも耐えられます。玉のサイズや数量を適切に選ぶことが重要で、リテーナーを使用しない場合は定期的なチェックが必要です。最終的にはリテーナーの交換を検討し、走行時の安全性を確保することが大切です。
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