野球の記録でよく耳にする「自責点」と「非自責点」ですが、その違いがわかりにくいこともあります。特に、野手のエラーが絡んで得点が入った場合、どちらにカウントされるのかが悩ましいポイントです。この記事では、エラーがある場合の自責点と非自責点の扱いについて、できるだけ簡単に解説します。
自責点とは？
自責点とは、ピッチャーが投げた球が得点に結びついた場合、その得点をピッチャーの責任としてカウントするものです。基本的に、ピッチャーが自分のミスによって失点した場合、その失点は自責点となります。
例えば、ピッチャーが四球やヒットを与えてその後得点されると、それは自責点として記録されます。自責点は、ピッチャーの成績に直接影響を与えるため、特に重要な指標となります。
非自責点とは？
非自責点は、ピッチャーが直接的に関与しない形で得点が入った場合に記録されます。主に野手のエラーやボーク、守備ミスなどが原因で得点が入った場合、その得点はピッチャーの責任ではなく、非自責点として扱われます。
例えば、野手のエラーでランナーが進塁し、その後そのランナーが得点を挙げた場合、その得点は非自責点となります。つまり、ピッチャーが原因でない部分で得点が入った場合、その得点はピッチャーの成績に影響しません。
エラーが絡む場合の自責点と非自責点の扱い
質問のように、野手のエラーがプレー中に起き、エラーによって進塁した選手が最終的に得点する場合、エラーが直接得点につながっても、その得点は全て非自責点とは限りません。
例えば、エラーで進塁したランナーがその後、ピッチャーのミス（四球やヒットなど）で得点を挙げた場合、その得点は自責点になります。一方、エラーが原因で進塁したランナーが、次にピッチャーの投球ミスや他の守備のミスで得点する場合、その得点は非自責点となります。
実際の試合でよくあるシナリオ
実際の試合では、エラーが原因で得点が入ることが多くありますが、その得点が自責点か非自責点かを決定するのは、どのプレイヤーがその失点に関与したかによって変わります。
例えば、エラーによって進塁したランナーが、その後ピッチャーの投球ミスでホームを踏んだ場合、その得点は自責点ではなく非自責点としてカウントされます。しかし、エラー後にピッチャーが四球を与えて、そのランナーがホームインした場合、ピッチャーのミスとして自責点となります。
まとめ
野球の自責点と非自責点の違いは、得点がどのようにして生まれたかによって決まります。エラーが原因で進塁したランナーが得点を挙げた場合、その得点が自責点になるか非自責点になるかは、ピッチャーの投球ミスやその他の守備ミスに依存します。エラーが直接的に得点に結びついても、その得点が非自責点となる場合も多いため、どのような経緯で得点が入ったかを理解することが大切です。
コメント