1986年6月20日、京都府立体育館で開催された新日本プロレスの「佐川急便杯争奪トーナメント」は、IWGP優勝戦の翌日に行われたワンナイト・トーナメントとして注目を集めました。この記事では、その試合結果と当時の裏話について詳しく解説します。
トーナメント概要と出場選手
このトーナメントには、アントニオ猪木、前田日明、木村健吾、上田馬之助、ディック・マードック、アンドレ・ザ・ジャイアントなど、豪華な顔ぶれが揃いました。特に、前日19日のIWGP優勝戦で猪木とマードックが激闘を繰り広げた後の試合ということで、ファンの期待も高まっていました。
注目の一回戦:前田日明 vs 木村健吾
一回戦で組まれた前田日明と木村健吾の対戦は、両者が激しくぶつかり合い、6分58秒で両者フェンスアウトによる失格となりました。この試合は、前田のUWFスタイルと木村の新日本スタイルがぶつかり合い、当時のプロレスファンにとっては衝撃的な展開となりました。
決勝戦:アンドレ・ザ・ジャイアント vs アントニオ猪木
決勝戦では、アンドレ・ザ・ジャイアントとアントニオ猪木が対戦しました。猪木は前日の優勝戦での疲労もあり、体力的に厳しい状況でしたが、アンドレは特別シードで準決勝を戦わずに決勝に進出しました。試合は4分35秒、アンドレのリングアウト勝ちとなり、アンドレが優勝を果たしました。
裏話とファンの反応
このトーナメントは、猪木の過密スケジュールやアンドレの優遇措置など、当時のプロレス界の裏話として語り継がれています。ファンの間では、「猪木が過酷なスケジュールで試合をこなす姿勢に感動した」「アンドレの優勝には納得できない」といった声が多く聞かれました。
まとめ
1986年6月20日の「佐川急便杯争奪トーナメント」は、当時のプロレス界の熱い戦いと裏話が詰まった大会でした。今でも語り継がれる名勝負やエピソードが多く、プロレスファンにとっては忘れられない一日となっています。
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