中学で棒高跳びをしている選手が、突っ込んだ後に足が上がらず、体がV字の形になってしまう問題を抱えることがあります。このようなフォームの改善は、適切なトレーニングと意識的な修正が必要です。今回は、V字フォームを修正するための意識すべきポイントとトレーニング方法について解説します。
V字フォームの原因と修正ポイント
V字フォームになる原因の一つは、ジャンプ後に体が前傾し、上体が上がりきらないことです。これにより、足がうまく上がらず、体がV字に見えてしまいます。このフォームを修正するためには、いくつかの重要なポイントを意識する必要があります。
まず、バーに向かって突っ込む際に、上体がしっかりと後ろに反る意識を持つことが大切です。突っ込んだ瞬間に体が前に倒れるのではなく、後ろに反り返ることで、足が自然に上がりやすくなります。
足を上げるための意識とフォームの改善
次に、足が上がりづらい原因として、足の引き上げが不十分であることが考えられます。突っ込んだ後に、意識的に膝を引き上げる動作を加えることで、足が上がりやすくなります。足を高く上げることで、バーを越えるために必要な高さを確保しやすくなります。
また、突っ込む動作自体に余裕を持つことが大切です。慌てずに力を抜き、リズムよくジャンプすることで、足を引き上げやすくなります。リズム感を意識して練習をすることが、V字フォームの改善には有効です。
トレーニング方法:足の引き上げ力を強化する
V字フォームを修正するためには、足を上げる力を強化するトレーニングが有効です。特に、脚の筋力や柔軟性を高めることがポイントになります。
脚を引き上げる動作を強化するためのトレーニングとしては、ジャンプ力を高めるトレーニングが有効です。例えば、スクワットやランジなどの下半身強化トレーニングを行うことで、跳躍力が向上し、足を上げやすくなります。また、ジャンプ台を使ったトレーニングも有効です。ジャンプ台での練習を積むことで、飛ぶ力が強化され、V字フォームを修正する手助けとなります。
フォームの確認とフィードバック
フォームの改善には、練習中に自分のフォームを鏡で確認したり、コーチにフィードバックをもらうことが重要です。自分がどのように飛んでいるのかを客観的に把握することで、改善すべき点が明確になり、修正が進みやすくなります。
また、ビデオを使って自分のフォームを録画し、後で見返すことも有効です。視覚的に確認することで、無意識に行っているフォームの癖に気づくことができ、改善点を見つけやすくなります。
まとめ
V字フォームを改善するためには、上体の反りを意識し、足の引き上げを強化するトレーニングが重要です。さらに、フォームを確認することや、自分の練習方法を見直すことも大切です。適切なトレーニングと意識的な修正を行うことで、棒高跳びでより高いパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。
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