バタフライ50mの腕の動き:折り返しから腕が水面を撫でる問題の改善方法

水泳

バタフライ泳法を50mで完泳しようとすると、特に折り返しの25m地点から腕が水面を撫でてしまい、体勢が崩れてしまうという悩みを持つ方は多いです。この記事では、この問題を解決するためのコツや、水中・陸上でできる練習方法について解説します。

1. バタフライの腕の動きの基本

バタフライの腕の動きは、前方に伸ばした両腕を同時に水中で引き、次に腕を外側から内側へと引き込む動作を繰り返します。この時、特に大事なのは腕を水面で撫でることなく、しっかりと水中に引き込むことです。もし腕が水面を撫でるような感覚がある場合、姿勢や力の入れ具合が適切でない可能性があります。

バタフライでは腕の動きに加えて、身体全体の協調性が重要です。体幹を使って全身で波のような動きを作り出すことで、腕だけでなく全身を使った力強い推進力が生まれます。

2. 折り返し地点で腕が浮く原因

折り返しの25m地点で腕が水面を撫でる原因は、主に2つあります。まず、腕の引きが浅いため、水面近くを撫でている状態になりがちです。腕を深く引くことができないと、どうしても浮いてしまいます。次に、体勢が不安定で水面近くに浮いていると、腕の動きが効率的に伝わらず、スピードが落ちてしまいます。

また、疲れがたまることで体の重心が下がり、腰が水中に沈んでしまうことも原因の一つです。これにより腕を深く引けず、スムーズな泳ぎができなくなります。

3. 腕の動きを改善するための練習方法

まず、バタフライの基本的な腕の引き方を意識的に練習しましょう。腕をしっかりと水中で引くためには、腕を伸ばした時に胸を張り、腕を引く際には肘を高く保ちながら引くことが重要です。肘を低くしてしまうと、水面を撫でやすくなります。

次に、水中での練習として「ドリル」を取り入れましょう。片腕バタフライや、腕を前に伸ばして片手でバタフライを練習する方法は、両腕をうまく使う感覚を養うために効果的です。また、呼吸のタイミングも腕が水面を撫でることを防ぐための鍵となります。上半身をしっかりと水中で支える意識を持ちながら、呼吸時も水面から上げすぎないように注意しましょう。

4. 陸上でできる体幹強化練習

水中の練習だけではなく、陸上でも体幹を強化することでバタフライの安定感が向上します。特に腹筋や背筋、腰回りの筋肉を強化することで、体勢を安定させ、より効率的に腕の引きができるようになります。

腹筋や背筋を使って姿勢を支えることを意識し、陸上でのドローイン(腹を引っ込める動作)や、ロシアンツイストなどの体幹トレーニングを行うと良いでしょう。体幹が安定すれば、腕の動きが水中でより効果的に伝わりやすくなります。

5. まとめ

バタフライで腕が水面を撫でるようになる原因は、腕の引き方や体勢が崩れていることが主な原因です。これを改善するためには、腕の引き方を意識して深く引くこと、体幹を強化して体勢を安定させることが重要です。練習中に意識的に修正し、繰り返し練習することで、より効率的で安定したバタフライができるようになります。

水中・陸上での練習を組み合わせることで、より早く改善し、バタフライを楽しく泳げるようになります。焦らず、練習を重ねていきましょう!

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