野球の完投ルールについて:ピッチャーが完投する条件とは?

野球全般

野球における「完投」という言葉には、ピッチャーが試合を通して投げ抜いたことを意味します。しかし、試合の進行によっては、完投の条件がどうなるか疑問に思うこともあるでしょう。この記事では、ピッチャーが完投と認定される条件と、特定のシチュエーションでの完投について解説します。

完投とは?

完投とは、ピッチャーが試合の最初から最後まで、試合の全イニングを投げ切ることを指します。一般的には、先発ピッチャーが試合の全てのイニングを投げた場合に「完投」となります。ピッチャーが途中で交代せず、試合終了までマウンドに立ち続けた場合に完投が認められます。

ただし、完投が認められるかどうかは、試合終了のタイミングにも関係してきます。例えば、試合がサヨナラで終わった場合、その後にピッチャーが投げた場合でも完投とみなされるかについては注意が必要です。

サヨナラのシチュエーションでの完投の有無

質問者が示したシナリオ、つまり「9回裏1点リードで先発ピッチャーが続投し、サヨナラ2ランを打たれた場合」に完投がつくかについてですが、この場合、完投はつきません。理由は、試合が「サヨナラ勝ち」で終了した場合、先発ピッチャーが試合終了まで投げ続けていたとしても、そのイニングでの投球内容に関わらず、勝敗が決定した時点で試合が終わるからです。

特にサヨナラゲームでは、相手が得点を挙げた時点で試合が終了となり、その結果として完投として認められません。ピッチャーは試合終了まで投げるものの、最終的にサヨナラの決着となるため、その回の投球内容によっては完投とは見なされないことが一般的です。

完投とサヨナラ勝ちの違い

サヨナラ勝ちが起こる状況では、試合の終了は得点によって決まります。例えば、9回裏にサヨナラのホームランが打たれると、その時点で試合が終わります。この場合、ピッチャーはそのイニングで投げきったものの、試合終了後に「完投」とは見なされません。

完投とサヨナラ勝ちは異なる概念であり、完投はその名の通り、試合を通じてピッチャーが全てのイニングを投げ抜くことを指しますが、サヨナラ勝ちは試合終了のタイミングを基準に決まります。

まとめ

ピッチャーが試合を通して投げ抜いた場合に認められる「完投」ですが、サヨナラゲームでは試合終了後にその投球が完投として認められるわけではありません。サヨナラ2ランが打たれた場合、そのイニングで試合が終了し、完投とはみなされません。ピッチャーが完投するためには、試合を通じて全イニングを投げ抜くことが求められます。

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