腕立て伏せの動きと筋肉の使い分け【速筋・遅筋・中筋の違い】

トレーニング

腕立て伏せは、筋肉を鍛えるための基本的なエクササイズで、動きの速度やテンポによって異なる筋肉が使われます。今回は、腕立て伏せの動き方ごとにどの筋肉が主に使われるのか、またその筋肉のタイプについて解説します。

腕立て伏せの動きと筋肉の使い分け

腕立て伏せにはいくつかのバリエーションがあり、動きのスピードやテンポによって、主に使われる筋肉が変わります。主に「速筋」「遅筋」「中筋」と呼ばれる筋肉が活性化します。それぞれの動きごとにどの筋肉が働くのかを見ていきましょう。

①素早く上げる腕立て伏せ(速筋の活性化)

素早く腕立て伏せを行うと、主に速筋が活性化します。速筋は瞬発的な力を必要とする筋肉で、短時間で大きな力を発揮します。このため、速い動きでは速筋がメインで使われます。速筋は短距離走やジャンプなどのスポーツで多く使われる筋肉です。

素早く上げる腕立て伏せは、筋力よりもスピードや反応を鍛える効果があります。

②ゆっくり上げる腕立て伏せ(遅筋の活性化)

ゆっくりと上げる動作では、主に遅筋が使われます。遅筋は持久力に優れ、長時間持続的に力を発揮できる筋肉です。ゆっくりとした動作は、筋肉に長時間の負荷をかけ、筋肉の耐久性を高めます。

遅筋を鍛えることで、スタミナや持久力を向上させ、長時間の運動を支える筋肉を育てることができます。

③キープする腕立て伏せ(中筋の活性化)

腕立て伏せを途中でキープする動作では、中筋が主に働きます。中筋は速筋と遅筋の中間に位置し、適度な速さと持久力を必要とする筋肉です。キープの動きでは筋肉が一定の負荷を受け続けるため、中筋の能力を高めることができます。

中筋を活性化させることで、筋肉の総合的なバランスを取ることができ、さまざまなエクササイズやスポーツで役立つ基盤が作られます。

④一定のテンポで行う腕立て伏せ(筋肉のバランスを整える)

一定のテンポで腕立て伏せを行う場合、速筋、遅筋、中筋の全てがバランスよく使われます。この方法は、筋力と持久力の両方を鍛えるのに効果的です。一定のテンポで繰り返すことで、筋肉全体を均等に使うことができ、全体的なフィットネスが向上します。

まとめ

腕立て伏せは、動きの速さやテンポによって使う筋肉が異なります。素早く上げることで速筋を、ゆっくり上げることで遅筋を、キープすることで中筋を鍛えることができます。どの筋肉を強化したいかに応じて、腕立て伏せの方法を変えることが効果的です。自分の目的に合った方法で、効率的に筋肉を鍛えましょう。

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