高校野球の応援で見かけるチアリーダーの衣装が、従来のスカートからショートパンツに変わるケースが増えています。なぜこのような変化が起きているのでしょうか?
盗撮対策と安全性の向上
近年、チアリーダーの衣装に対する盗撮被害が問題視されています。特にスカートタイプの衣装では、座っている際に視線が気になるため、膝元にタオルをかけるなどの対策が必要でした。これらの問題を解決するため、ショートパンツ型の衣装が採用されるようになりました。
例えば、大阪桐蔭高校のチアリーディング部部長である米倉るんさん(2年)は、「盗撮対策のほか、暑さ対策という意味合いもあります。春のセンバツでは黒いレギンスを穿いたのですが、夏にレギンスは暑いので、ショートパンツのほうが快適です」と述べています。
野球部との一体感とデザインの統一
ショートパンツ型の衣装は、野球部のユニフォームとデザインを統一することで、応援の一体感を高める効果もあります。野球部のユニフォームに似たトップスにショートパンツを合わせるスタイルは、選手との連帯感を感じさせ、応援の士気を高める要素となっています。
木更津総合高校のチアリーディング部の庄司柑菜さん(2年)は、「以前はノースリーブでしたが、野球ユニホームは半袖なので、安心して踊れます」と話し、野球ユニフォーム風の衣装に対する満足感を示しています。
まとめ
高校野球のチアリーダーがショートパンツを着用する理由は、盗撮対策や安全性の向上、そして野球部との一体感を高めるためです。これらの変化は、チアリーダー自身の安心感や応援の質を向上させるための重要な取り組みと言えるでしょう。
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