アメリカンフットボールにおけるオフェンシブライン(OL)は、ディフェンシブタックル(DT)との対決が多く、特にパスプレー時には強力なDTが突進してくることがあります。その際にどう耐えるかが試合の重要なポイントとなります。この記事では、DTが強いと感じたときに意識すべきポイントと練習方法を紹介します。
強いDTを相手にした場合の基本的な対処法
まず、強いDTを相手にする際は、力だけで耐えようとしないことが重要です。力対力の対決では、相手の方が大きく強いことが多いため、スピードと技術で勝負することを意識しましょう。足をしっかりとグラウンドに固定し、体全体でバランスを取りながら、手と肩を使ってブロックすることが求められます。
また、DTがどのような動きに出てくるかを予測し、その動きに素早く反応することも大切です。相手の動きを読み、先に動くことで、力任せに押し込まれることを防げます。
パスプロテクションにおける足の使い方
パスプレーの際、足の使い方が非常に重要です。強いDTに対しては、最初に足をしっかりと固定し、グラウンドに足をつけてバランスをとりながら動きます。相手が自分に向かって突進してきた場合、足を速く動かして相手の進行方向を逸らす動きが重要です。
特に、足を広げて重心を低く保ちながら反応することで、DTの力をうまくかわすことができます。足を使ったステップやスライドで、相手が前に進む力を受け流す技術を磨きましょう。
手と腕の使い方で相手のパワーを制御する
相手が強いときは、腕や手を使ったテクニックが重要です。DTが来る前に手をしっかりと使って相手の胸や肩を押さえ、力をうまく流すように心掛けます。腕の使い方がうまくいけば、体重の差を逆転させることも可能です。
特に、手のひらを相手の体にしっかりと当て、相手の進行方向をコントロールすることで、自分の体勢を有利に保つことができます。この際、腕をロックすることで、相手を簡単に引き寄せることなく、バランスを崩さずにブロックできます。
練習方法と意識するべきポイント
強いDTに対する耐性を高めるためには、練習時に実際に強い相手と対面することが重要です。パスプロテクションの練習では、相手の動きに素早く反応するドリルや、重心を低く保ちながら素早く動けるステップワークを中心に練習しましょう。
また、筋力トレーニングも欠かせません。特に、コアの強化や下半身の筋力を強化することで、相手の力を受け止める力が向上します。力強くしっかりと立ち、DTの動きに耐える力をつけるためのトレーニングは非常に効果的です。
まとめ
強いDTを相手にした際には、力だけで耐えようとするのではなく、スピードとテクニックで対処することが求められます。足を使った動き、手と腕のテクニックを駆使し、バランスを保ちながらブロックすることが重要です。トレーニングを重ねて、強いDTにも対応できるようになるためには、練習で体得した技術を試合で実践していくことが大切です。
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