テニスラケットのガットは、プレーのパフォーマンスに大きく影響します。特に、ポリガットとナイロンガットの選択、またはテンションの設定によって、打感や飛び方が大きく変わります。今回は、バボラのピュアアエロラファチームにRPMハリケーンを50ポンドで使用している方からの質問に基づいて、ガットの選び方について解説します。
RPMハリケーンとポリツアープロの違い
RPMハリケーンは、ポリエステル製のガットであり、反発力が少なく、安定したコントロールを提供します。このガットはパワーよりも精度を重視するプレイヤーに最適ですが、その飛距離が物足りなく感じることもあります。特に、50ポンドで使用していると、反発力が不足していると感じる場合があるため、テンションを少し下げてみるのも一つの方法です。
ポリツアープロは、RPMハリケーンよりも少し柔らかく、反発力があります。もし、飛距離を感じたい場合には、ポリツアープロのようなガットを使うのも良い選択肢です。しかし、打感が好ましくない場合は、テンションやガットを調整することが重要です。
テンションを下げることで改善されるか?
50ポンドで使用しているRPMハリケーンを40ポンドに変更すると、打感は少し柔らかくなり、ボールの飛びも改善される可能性があります。テンションを下げることで、ラケットがボールを「つかむ」感覚が強まり、飛距離が伸びることがあります。特に、打感が気に入っている場合、この調整は有効です。
テンションを下げると、ポリエステルガット特有の硬さが和らぎ、反発力が高まることがあります。ただし、あまりにもテンションを下げ過ぎるとコントロールが難しくなることもあるため、慎重に調整する必要があります。
ポリガットではなくナイロンを選んだ方が良いか?
ナイロンガットは、ポリガットに比べて反発力が高く、初心者から中級者に人気です。特にパワーを求めるプレイヤーにおすすめで、飛距離を重視する場合には有効な選択肢です。もし、ポリガットの飛ばなさに不満を感じている場合、ナイロンガットに変更することで、より多くの飛距離を得ることができるかもしれません。
ナイロンガットはポリガットよりも柔らかく、振動吸収性も高いため、腕への負担が少なく、長時間のプレーでも快適に使用できます。ただし、ナイロンガットは摩耗が早いため、頻繁にガットを張り替える必要があります。
おすすめのガットとその選び方
ガット選びは、プレイヤーの好みに大きく依存しますが、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- テンション調整: RPMハリケーンのようなポリガットを使用している場合、テンションを少し下げることで反発力と飛距離が改善されることがあります。
- 飛距離: もし、飛ばしやすさを求めるのであれば、ナイロンガットやポリガットよりも少し柔らかいタイプを選ぶと良いでしょう。
- 打感: 打感が好みであれば、ポリガットを使用しつつ、テンションを調整する方法が有効です。
- 耐久性: ポリガットは耐久性に優れていますが、ナイロンガットは耐久性が低いため、コストパフォーマンスを考慮する必要があります。
まとめ
RPMハリケーンのテンションを40ポンドに変更することで、飛距離が改善される可能性はあります。また、ポリガットではなくナイロンガットに変更することも、飛距離を重視する場合には有効な選択肢です。自分のプレースタイルに合わせて、ガットの種類とテンションを調整することで、より良いパフォーマンスを引き出すことができるでしょう。
コメント