ROMEのRavineボードは、SNSで高評価を得ているものの、実際に試乗した際にその乗り味がどう感じるのかという点で疑問が残る場合もあります。特に、テールに配置されたホットロッドやパウダーボード特有の重心位置などが、ライダーにどのように影響を与えるのか、気になるポイントが多いです。今回の記事では、Ravineボードに対する評価や感想を踏まえ、特にターンやレスポンスの違いについて深掘りしていきます。
1. ROME Ravineの特徴と設計
Ravineボードは、Ravineモデル特有のノーズロッカーとテール寄りの重心が特徴です。この設計は特にパウダー向けの性能を意識しており、ホットロッドを配置することでレスポンスが強化されています。ホットロッドはテール部分に2本配置され、ターン時の安定感を高めますが、これが結果的にボードの重さに影響を与えることがあります。
2. 試乗した際の感想:テールの重さとコントロール性
試乗中、テール部分がずっしりと重く感じ、コントロールが難しいと感じたのは、特にシャバ雪のコンディションだったためとも考えられます。ホットロッドがレスポンスを高めるため、ターンが速く、安定感が増す一方で、テールが重いため、意識的にバランスを取る必要があります。また、ノーズロッカーと重心の配置が、コントロールに影響を与えるため、しっかりした足腰とターン時の意識が求められます。
3. RavineとRene-Gadeの違い
ホットロッドを配置しているRene-GadeとRavineでは、感じ方が大きく異なることがあります。Rene-Gadeは、比較的軽快に滑れる感じがあり、固さがあるものの安定感がありました。一方、Ravineはパウダーボード特有の重心とロッカーが影響し、フリーライドやバックカントリー向けに最適化されているため、オールマウンテンとしてのバランスを取るには慣れが必要かもしれません。
4. プールでの使用感と筋力の影響
ボードの使い勝手や乗り心地が合わないと感じる要因として、個々の筋力や滑り方の癖も影響することがあります。特に、ボードをしっかりコントロールするためには、足腰の強さや体力が重要です。初心者の場合は、コントロールが難しく感じるかもしれませんが、慣れることでより快適に使えるようになります。
5. パウダー時の性能とコントロール方法
Ravineボードは、パウダーでの性能が高いとされていますが、シャバ雪や固い雪面ではその特性を十分に活かせない可能性もあります。パウダーでの滑走時には、ノーズロッカーとテール寄りの重心がうまく機能し、浮力を得ることができます。そのため、パウダーではボードのパフォーマンスを最大限に引き出せることが期待できます。
まとめ
Ravineボードは、パウダーライディングに最適な設計が施されており、特にホットロッドの配置によるレスポンス強化が特徴です。シャバ雪や固い雪面ではややコントロールが難しいと感じることがありますが、パウダー時にはそのパフォーマンスを大いに発揮するボードです。慣れが必要ですが、使用感に対する理解が深まることで、より楽しく快適に使用できるようになるでしょう。
コメント