大学から柔道を始めた重量級初心者が鍛えるべき部位と身につけたい技

格闘技、武術全般

大学から柔道を始める場合、基礎体力と技術の両面を効率的に鍛えることが上達の近道になります。特に重量級の体格を活かした練習方法や、自分に適した技の習得は大きなポイントです。本記事では、重量級初心者が意識すべきトレーニング部位と相性の良い技について解説します。

柔道に必要な筋力と鍛えるべき部位

柔道は全身運動ですが、特に重要な筋肉があります。まず下半身の強化です。大腿四頭筋やハムストリングス、臀部の筋肉は投げ技の安定性と力強さを生み出します。スクワットやランジなどの基礎トレーニングが効果的です。

次に重要なのが体幹です。柔道では相手に組み合った状態で姿勢を崩されないことが大切で、体幹の安定性が勝敗を左右します。プランクやロシアンツイストなどを取り入れると良いでしょう。

さらに握力・前腕も欠かせません。組み手争いで優位に立つには、相手の道着を強く握り続けられる力が必要です。ハンドグリップや懸垂で鍛えるのがおすすめです。

重量級に向いている技とは?

重量級選手の特徴は「体格差を活かして相手を押し込める力」です。そのため、体重を乗せやすい大外刈小内刈は相性が良い技としてよく指導されます。これはすでに練習している技でもあり、まずは徹底的にマスターするのが効果的です。

さらに重量級に向いている技としては、払腰(はらいごし)上四方投げが挙げられます。相手を崩して自分の体重を乗せる形で決まりやすく、力強さを存分に活かせます。

初心者が意識したい練習の進め方

初心者の段階では、多くの技を広く浅く覚えるよりも、2〜3種類の得意技を重点的に磨くのがおすすめです。大外刈と小内刈に加えて、払い腰や体落としなどを組み合わせると攻撃の幅が広がります。

また、練習の際は「相手を崩す(崩し)→体を入れる(作り)→投げる(掛け)」の一連の流れを意識しましょう。重量級の選手は力に頼りがちですが、崩しをしっかり行うことで効率的に技が決まります。

試合で強さを発揮するために

試合では自分の得意な形に持ち込めるかどうかが勝負の鍵となります。例えば、大外刈を武器にする場合は、相手を外に動かす組み手や足の運びを練習しておくと良いです。自分の得意パターンを明確にし、それを徹底的に磨き上げましょう。

さらに、重量級ならではの「圧力」を使って相手にプレッシャーを与えることも有効です。前に出続けるだけでも相手は崩されやすくなります。

まとめ

大学から柔道を始めた重量級選手にとって、下半身・体幹・握力を中心に鍛えることが成長の土台となります。技術面では小内刈・大外刈を確実にマスターし、体格を活かせる払い腰や体落としを追加することで戦術の幅が広がります。焦らず基礎を積み重ねることで、着実に実力を伸ばすことができるでしょう。

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