フレンチプレスは三頭筋をターゲットにした効果的なエクササイズですが、筋肉の効いている位置や感覚を正確に把握することが大切です。特に、三頭筋の真ん中あたりに効いていると感じる場合、それが正しい感覚なのかどうか、そしてフォームが適切かについては多くの人が疑問に思うところです。この記事では、フレンチプレスで感じる効き方が正しいのか、またそのフォームに関して解説します。
フレンチプレスの基本フォーム
フレンチプレスは、主に三頭筋を鍛えるためのエクササイズで、特に肘を曲げ伸ばしする動きが重要です。フォームとしては、まず肩の位置を固定し、肘を身体の横に保ちながら、ダンベルやバーベルを頭上に持ち上げていきます。この際、肘が身体から外れたり、肩が動いてしまうと、三頭筋ではなく肩の筋肉を使ってしまうことがあります。
適切なフォームを保つことが大切ですが、特に「肩が上、肘が下」のフォームでは、三頭筋の下部に効きやすいですが、適切に使えているかどうかは筋肉の効き方によって確認することができます。
三頭筋への効き方とフォームの確認
フレンチプレスで三頭筋の真ん中に効いている感覚を感じるのは、腕を伸ばしたときに三頭筋全体が刺激されている証拠です。しかし、「真ん中」と感じる部分がやや肘に近い場合、それは三頭筋の長頭(後部)と呼ばれる部分に効いている場合が多いです。この部分は、肘を完全に伸ばすことでより効果的に鍛えることができます。
もし、三頭筋の外側や肩の周辺で強い張りを感じる場合、それは肘の位置や肩の位置に問題がある可能性があります。肩をリラックスさせ、肘をまっすぐに保つことで、効き方が三頭筋に集中します。
三頭筋の部位別効かせ方
フレンチプレスは三頭筋の全体を鍛えるエクササイズですが、その中でも効かせたい部位によってフォームを少し調整することができます。三頭筋は上部、下部、長頭という3つの部分に分かれており、それぞれに効かせる方法があります。
例えば、肘を開くようにしてダンベルを下げると、三頭筋の上部に効きやすくなります。一方、肘を身体の横に密着させて動作を行うと、三頭筋の下部に特に効果が現れます。これらの動作を試してみることで、効き方がどの部位に集中しているかを感じることができます。
フォームチェックと注意点
フレンチプレスを行う際、最も重要なのは正しいフォームを保つことです。肘が前に出てしまうと、肩を使ってしまうため、三頭筋への効き方が不十分になります。肩をリラックスさせ、肘を固定したまま動作を行うことがポイントです。
また、手首を無理に曲げないようにしましょう。手首が曲がると、腕全体に無駄な負荷がかかり、正しい筋肉を鍛えることができなくなります。常に手首をまっすぐに保ち、しっかりとダンベルを握ることが大切です。
まとめ
フレンチプレスは三頭筋をターゲットにしたエクササイズであり、その効果的な使い方はフォームに大きく依存します。「三頭筋の真ん中に効いている感覚」は、適切にフォームを取っていれば正しい感覚であり、特に肘と肩の位置に気を付けることで、さらに効果を引き出すことができます。
効かせたい部位に合わせたフォームを意識し、無理なくトレーニングを続けることが、筋肉の成長を促進します。痛みを感じた場合は無理をせず、フォームの確認を行いながらエクササイズを進めましょう。
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